eBay輸出の販売管理ツール|個人セラーのためのOMS「Trade Force」
この記事の3行要約
- Trade Force は eBay 輸出の商品・在庫・出品・注文・発送・売上をひとつの画面で管理できる OMS
- 注文の自動取り込みや追跡番号の eBay 反映など、手作業の転記をなくす仕組みを備える
- 料金は売上に応じた手数料ではなく定額制を予定。メールアドレスがあればアカウントを作成できる
目次
- 1.はじめに
- 2.eBay 輸出の現場で起きていること
- 3.Trade Force とは — eBay輸出・越境 EC の販売管理ツール
- 4.OMS(受注管理システム)は、出品ツールや在庫監視ツールと何が違うのか
- 5.eBay輸出の販売管理で、Trade Force ができること
- 5-1.商品・在庫管理 — SKU 単位で持ち、変化を履歴に残す
- 5-2.出品管理 — eBay への出品を画面から直接操作する
- 5-3.注文・出荷管理 — 売れたら自動で取り込まれる
- 5-4.在庫連動と価格の追随 — 在庫と値段の追いかけを手から離す
- 5-5.売上管理 — 手数料・返金を差し引いた「受取予定額」まで見える
- 5-6.顧客・メッセージ管理 — 英語の返信は AI が下書きする
- 5-7.販売業務を支えるツール
- 5-8.通知・チーム利用 — Slack に流し、権限を分ける
- 6.こんな個人セラーにおすすめ
- 7.個人セラーが販売管理を移すとき、何から始めるか
- 8.対応プラットフォームと今後
- 9.安心して販売に集中できるように
- 10.料金と始め方
- 11.まとめ
- 12.よくある質問
- 13.参照リンク
はじめに
eBay 輸出をはじめとする越境 EC 販売は、いまや個人でも世界を相手に商売ができる魅力的なビジネスです。一方で、販売の規模が少しずつ大きくなるにつれ、「商品」「在庫」「出品」「注文」「発送」「売上」と管理しなければならないものが一気に増えていきます。
Trade Force(トレードフォース)は、そんな海外プラットフォームで販売する個人セラーのために開発された OMS(受注管理システム)です。この記事では、Trade Force がどんなサービスなのか、何ができるのかをご紹介します。
eBay 輸出の現場で起きていること
Trade Force は、eBay 輸出の現場でセラーの皆さまが日々直面している、次のような悩みを解決するために生まれました。
スプレッドシート管理の限界。 商品リスト、在庫表、売上表……。複数のシートを行き来しながらの手作業の転記は、販売数が増えるほどミスと更新漏れの温床になります。
在庫と出品のズレ。 手元で売れた商品が出品に残ったままになっていて、売り違いが起きないか不安を抱えながら販売を続けている。
注文対応が全部手作業。 注文の確認、発送準備、追跡番号の反映。ひとつずつ手で処理していると、それだけで一日が終わってしまう。
利益が見えない。 売上金額は分かっても、手数料や返金を差し引いた「実際に手元に残るお金」は、月末に集計するまで分からない。
ひとつひとつは小さな作業でも、積み重なると本来やるべきこと——商品を仕入れ、売ることに使う時間を奪っていきます。
なかでも最後のひとつは、道具の話に入る前に一度整理しておいたほうがいい種類の悩みです。手元にいくら残っているのかの出し方は、別の記事にまとめました。
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Trade Force とは — eBay輸出・越境 EC の販売管理ツール
Trade Force は、商品登録から出品・受注・発送・売上集計まで、eBay 輸出の販売業務をひとつの管理画面で完結させるサービスです。
最大の特徴は、バラバラだった業務が「ひとつの流れ」でつながることです。商品を登録し、在庫を記録し、eBay へ出品する。商品が売れたら注文が自動で取り込まれ、発送のタスクが作られ、発送すれば追跡番号が eBay に反映され、売上が集計される。この一連の流れを、Trade Force がひとつの画面で支えます。
OMS(受注管理システム)は、出品ツールや在庫監視ツールと何が違うのか
eBay セラー向けの道具は、得意な工程がそれぞれ違います。ここを分けておかないと、名前だけで選んで期待とずれることになります。
出品を速くする道具は、仕入れ先の情報から出品ページを作るところに集中しています。在庫を見張る道具は、仕入れ先の在庫や価格が変わったことに気づくところに集中しています。どちらも、その工程だけを見れば強いつくりです。
OMS が引き受けるのは、その前後にある記録のほうです。どの商品をいくらで仕入れ、どれが売れて、いつ発送し、手数料を引いていくら残ったのか。工程ごとの道具は速さを作りますが、1 件の取引を最初から最後まで 1 本につなぐ役割は持ちません。
言い換えると、出品ツールは「作る速さ」、在庫監視ツールは「気づく早さ」、OMS は「つながっていること」を担当します。詰まっているのが速さなら前の 2 つが効きますし、記録が散らばっていることなら OMS が効きます。
eBay 公式の Seller Hub で足りる部分と、そこに映らない部分の線引きは、Seller Hubの使い方の「Seller Hubだけでは届かない領域」にまとめました。どの道具がどのタイプなのかは、種類別に整理した記事があります。
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eBay輸出の販売管理で、Trade Force ができること
商品・在庫管理 — SKU 単位で持ち、変化を履歴に残す
商品情報を一元管理し、出品や在庫の起点にします。ひとつの商品にコンディション違いなどの複数の販売単位(SKU)をぶら下げて管理でき、商品画像もあわせて登録できます。在庫は登録・更新や注文への充当といった変化が履歴として残り、入荷と出荷はそれぞれの記録に経過が残るので、「いま何がいくつあるのか」とその理由をあとから追えます。
出品管理 — eBay への出品を画面から直接操作する
作成した出品は、ボタンひとつで eBay へ公開できます。公開中の出品の内容を修正したときは、出品を取り下げることなくそのまま eBay 側へ反映できます。処理の状態は画面上で確認でき、失敗したときは理由が表示されます。公開された出品の URL もすぐに開けます。
出品文やコンディション説明はテンプレートとして登録しておけるので、2 品目からは呼び出して使うだけ。出品作業のたびに同じ文章を書き直す必要はありません。
すでに eBay で販売中の方のために、既存の出品を取り込む機能も用意しています。いまの出品をそのまま Trade Force に取り込んで、今日から管理を始められます。
注文・出荷管理 — 売れたら自動で取り込まれる
eBay で商品が売れると、注文は自動で Trade Force に取り込まれます。手作業での転記は必要ありません。取り込まれた注文からは、仕入(入荷)と発送(出荷)の記録が自動で作られ、ダッシュボードの最初に「入荷の作業待ち」「出荷の作業待ち」「未読のメール」の件数が並びます。今日やるべき作業が、画面を開いた瞬間に分かります。
仕入の場面では、発注先の確定から発注、実績の記録、完了までの流れを画面で進められ、単価・送料・入荷日・追跡番号といった仕入の記録も残せます。手元の在庫を注文に充てることもできます。あとから「この商品はいくらで仕入れたのか」を探し回ることがなくなり、原価の管理がそのまま利益の把握につながります。
発送時は、あらかじめ登録した配送方法を選び、追跡番号を入力して出荷を確定するだけ。発送情報は eBay へ反映されるので、バイヤーへの追跡番号の連絡を別途行う必要はありません。
返品の申請と受け取った評価も eBay から自動で取り込まれ、それぞれの画面で管理できます。
在庫連動と価格の追随 — 在庫と値段の追いかけを手から離す
在庫の数は出品とつながっています。在庫が 0 になると出品を自動で非公開にし、在庫が戻ると再び公開します。売れた数量も eBay 側へ自動で反映されるので、手元で売れた商品が出品に残り続ける状態を防げます。
価格は、仕入値と利益率のルール、為替レートから推奨価格を出し、見直しが要る出品を一覧にまとめます。仕入れ先の価格の変化に合わせて、販売価格を自動で追いかけさせることもできます。動いた結果は、毎日のまとめとして確認できます。
公開と停止の時刻を決めておく出品予約(14 日先まで)や、eBay 上の出品の内容が Trade Force と食い違ったときの通知もあります。仕入れ先のサイトの在庫を見に行く在庫監視ツールは、個別にご提供しています。
売上管理 — 手数料・返金を差し引いた「受取予定額」まで見える
売上は自動で集計され、期間を指定して販売数・注文数・売上金額・手数料・返金額、そして手元に入る受取予定額までを確認できます。差し引いた費用と、実際に残った利益も並びます。「売れているのに手元にお金が残らない」という状態から抜け出し、実際の収支にもとづいて次の仕入や販売の判断ができるようになります。
顧客・メッセージ管理 — 英語の返信は AI が下書きする
eBay のバイヤーは、注文が取り込まれたときに顧客として自動で記録され、注文履歴やメッセージのやり取りが顧客ごとにまとまります。バイヤーからのメッセージは Trade Force の「メール」に届き、そのまま画面から返信できます。eBay の画面を行き来せずに、お客様対応が完結します。
英語での返信には、AI が返信の案を用意する返信アシストが使えます。案はそのまま送られず、内容を確かめてから送る形です。届いたメッセージの翻訳も画面の中でできます。出荷の完了などを決まった文面で送る自動メールと、よく使う文面のテンプレートも用意しています。
販売業務を支えるツール
日々の販売業務を助けるツールも用意しています。たとえば価格計算のツールでは、商品価格・送料・為替レート・手数料率・仕入値などを入力すると、利益と利益率がその場で計算されます。逆に、残したい利益から販売価格を決めることもできます。配送方法ごとに送料表を登録しておけば、重量と送り先の地域から国際送料を見積もれます。荷物の寸法を入れると、海外発送で効いてくる容積重量も表示されます。
出品の作り方も 1 つではありません。参考にしたい出品をもとに自分の出品を作る「手本から出品」や、カテゴリで必須になっている商品の詳細(Item Specifics)の入力を AI が手伝う機能など、出品作業を短くする道具を揃えており、今後も順次拡充していく予定です。
通知・チーム利用 — Slack に流し、権限を分ける
新しい注文、売上の計上、出荷の完了、新しいメッセージの受信、返品の申請、中立・否定の評価、出品の公開や反映の失敗といった出来事は、Slack へ自動で通知できます。どの種類を受け取るかは自分で選べるので、画面を開いていなくても、手を打つべき動きだけを把握できます。
また、メンバーを招待して、管理者とメンバーの役割を分けられます。メンバーには「閲覧だけ」「管理まで」を領域ごとに割り当てられるので、外注スタッフやご家族と分担しながら運営するチーム型の販売にも対応します。
機能の数より、いま重くなっているのがどの工程なのかを先に見たほうが、効き方がはっきりします。出品作業のどこに時間を取られているかの分け方は、別の記事で整理しました。
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こんな個人セラーにおすすめ
- eBay 輸出を伸ばしたい個人セラーの方。 スプレッドシート管理が限界に近づいていて、販売量を増やす前に業務を仕組み化したい方
- 副業で海外販売をしている方。 限られた時間の中で、注文確認や発送処理などの定型作業にかける時間を減らしたい方
- チームで販売を運営している方。 スタッフと作業を分担しつつ、在庫や売上の状況をひとつの画面で共有したい方
取り扱う商品のジャンルは問いません。商品・在庫・注文をまとめて管理したい物販に幅広くお使いいただけます。
ただし、道具にお金と時間を払うタイミングは、規模や商材によって変わります。判断の材料と回収の見立ての立て方は、別の記事にまとめました。
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個人セラーが販売管理を移すとき、何から始めるか
いま使っているスプレッドシートや手作業の運用を、一度に全部移そうとすると、切り替えの期間だけ二重の管理になって、いちばん忙しい時期を自分で作ることになります。順番があります。
先に、すでに eBay に出している出品を取り込みます。ここが揃うと、商品と在庫の土台が一度に埋まります。ゼロから商品登録をやり直す必要はありません。
次に、在庫の数と仕入れの記録を合わせます。取り込んだ出品に対して、手元にいくつあるのか、いくらで仕入れたのかを入れておくと、売れた時点から利益が出せる状態になります。ここを飛ばすと、売上は集計できても手元に残る額が出せません。
そのあとで、繰り返し使う文章をテンプレートにします。出品文とコンディション説明を登録しておけば、2 品目からは呼び出すだけで済みます。移行の効果がいちばん体感しやすいのもここです。
最後に、通知の宛先を決めます。売上の計上や新しいメッセージを Slack へ流すようにしておくと、画面を開いていない時間帯の動きも取りこぼさなくなります。
この順番の考え方は 1 つだけです。記録の土台を先に作り、速さは後から乗せる。逆にすると、速く作った出品の記録がどこにも残らない状態になります。
対応プラットフォームと今後
現在は eBay に対応しています。eBay アカウントとの接続は、登録後に設定画面の案内に沿って進めます。今後は Shopify や Shopee など、対応プラットフォームの拡大を予定しており、越境 EC 販売の広がりにあわせて長く使えるサービスを目指しています。
安心して販売に集中できるように
Trade Force は、日々の販売業務を安心して任せられることを大切に設計されています。商品・在庫・注文などの販売データはお客様ごとに分けて安全に管理され、アカウントはメールアドレスとパスワードで保護されます。ご不明な点やお困りごとがあれば、お問い合わせ窓口からいつでもご相談いただけます。
料金と始め方
料金は、売上に応じた手数料ではなく定額制での提供を予定しています。販売が伸びても利用料は変わらないので、安心して規模を拡大できます。詳細はサービスサイトのお問い合わせ窓口までご連絡ください。
アカウントはメールアドレスとパスワードで作成できます。eBay アカウントとの接続は、登録後に設定画面の案内に沿って進めます。eBay 輸出の販売管理を仕組みに変える第一歩として、ぜひお試しください。
まとめ
Trade Force は、eBay 輸出の販売管理をひとつの画面にまとめる OMS です。
- 商品・在庫・出品・注文・発送・売上が 1 本の流れでつながる。売れたら注文が取り込まれ、発送すれば追跡番号が eBay へ反映され、手数料と返金を引いた受取予定額まで集計される
- OMS が担当するのは記録のつながり。出品を速くする道具や在庫を見張る道具とは、効く工程が違う
- 移す順番は、記録の土台が先。既存の出品を取り込み、在庫と仕入れを合わせ、テンプレートと通知を後から乗せる
- 料金は定額制を予定。売上が伸びても利用料は変わらない
スプレッドシートの行き来に時間を取られていると感じているなら、まず既存の出品を取り込んでみるところからで十分です。手元に何がいくつあり、いくらで仕入れたものが売れたのかが 1 か所に揃うだけで、次の判断がしやすくなります。
よくある質問
Q1.Trade Forceは eBay 以外のプラットフォームにも対応していますか
現在対応しているのは eBay です。eBay アカウントとの接続は、登録後に設定画面の案内に沿って進めます。
今後は Shopify や Shopee など、対応プラットフォームの拡大を予定しています。越境 EC 販売の広がりにあわせて長く使えるサービスを目指しているため、対応先は順次増やしていく方針です。
Q2.料金はいくらですか
売上に応じた手数料ではなく、定額制での提供を予定しています。販売が伸びても利用料は変わらないので、規模を広げるときに利用料の増え方を気にせずに済みます。
具体的な金額を含む詳細は、サービスサイトのお問い合わせ窓口までご連絡ください。
Q3.すでに eBay で販売しています。いまの出品はどうなりますか
既存の出品を取り込む機能を用意しています。出品をいったん取り下げたり、同じ内容を登録し直したりする必要はありません。
取り込んだあとは、その出品を起点に在庫や仕入れの記録を足していく形になります。ゼロから商品登録をやり直すより移行が早く終わるので、すでに販売している方はここから始めるのがおすすめです。
Q4.外注スタッフや家族と一緒に使えますか
メンバーを招待して、管理者とメンバーの役割を分けられます。メンバーには、領域ごとに「閲覧だけ」か「管理まで」かを割り当てられます。作業を分担しながら、在庫や売上の状況を同じ画面で共有できます。
出荷の完了や出品の反映の失敗、新しいメッセージの受信は Slack へ通知できるので、担当者が別々に作業していても、どこで手が止まっているかを追いやすくなります。
Q5.扱う商材に向き不向きはありますか
取り扱う商品のジャンルは問いません。商品・在庫・注文をまとめて管理したい物販であれば、幅広くお使いいただけます。
ひとつの商品にコンディション違いなどの複数の販売単位をぶら下げて管理できるので、同じ品名で状態や仕様が分かれる商材でも、在庫を混ぜずに扱えます。
Q6.eBay輸出の在庫管理と出品管理を、まとめてできますか
できます。在庫の数は出品とつながっていて、在庫が 0 になると出品を自動で非公開にし、在庫が戻ると再び公開します。売れた数量も eBay 側へ自動で反映されます。
出品の内容を直したときは、出品を取り下げずに eBay 側へ反映できます。仕入値と利益率のルールから価格の見直しが要る出品を一覧にする機能もあり、在庫と価格の両方を同じ画面で追えます。
Q7.Trade ForceにAIの機能はありますか
あります。英語のメッセージへの返信案を AI が用意する返信アシストと、届いたメッセージの翻訳、カテゴリで必須になっている商品の詳細(Item Specifics)の入力を AI が手伝う機能です。
返信案は自動では送られず、内容を確かめてから送る形です。AI に任せる範囲と、自分で決める範囲を分けたまま使えます。
参照リンク
- Trade Force(Trade Force 公式サイト) — 対応中・対応予定のプラットフォーム、料金の方針、始めるのに必要なもの



