eBayの複数アカウントとサブアカウント|認められる範囲と、越えると止まる線
この記事の3行要約
- 複数アカウントの保有は公式に認められている。禁止は「制限を避けるため」に作る・使うことだけ
- 同一商品を別のユーザー名で出すのは、重複出品ポリシーが名指しで禁じている
- 一方が停止されると、もう一方も制限の対象になることがあると公式に書かれている
目次
- 1.はじめに
- 2.eBayの複数アカウントは、公式に認められている
- 3.eBay複数アカウントで禁止されているのは、たった1点
- 4.eBayサブアカウントのセリングリミットは、紐付けで引き上げられる
- 5.同じ商品をeBayの別のユーザー名で出すと、重複出品になる
- 5-1.同じ商品を複数出したいときの、正規の手段
- 5-2.「同一商品」の線が引きにくい場面
- 6.eBayアカウント間で自分の商品を買うのは、吊り上げ入札にあたる
- 7.購入用のeBayアカウントを分ける、という選択
- 8.eBayサブアカウントを分ける理由が、正当かどうかの見分け方
- 9.eBay複数アカウントの一方が止まると、もう一方も制限の対象になる
- 10.外注に任せたいだけなら、eBayサブアカウントは要らない
- 11.家族名義でeBayアカウントをもう1つ作れるか
- 12.eBayサブアカウントを作る前に決めておく4つ
- 13.分けたeBay複数アカウントを、1つにたたむ判断
- 14.分けるほど、突き合わせる手間が増える
- 15.リスクの分散として、アカウントを増やせるか
- 16.まとめ
- 17.よくある質問
- 18.参照リンク
はじめに
扱う商材が増えてくると、店を分けたくなります。カメラとアパレルが同じ棚に並んでいる店より、それぞれの専門店のほうが選ばれやすい気がする。出品枠も、分ければその分だけ広がるのではないか。そう考えるのは自然です。
一方で、「複数アカウントは規約違反ではないのか」「1 つ止まると全部止まると聞いた」という不安もつきまといます。
結論から書くと、eBay は複数アカウントの保有を公式に認めています。禁止されているのは 1 点だけです。ただし、その 1 点とは別に、複数アカウントを持ったときにだけ効いてくるポリシーがいくつかあります。この記事では、認められる範囲と、越えると止まる線を条文で確定させます。
なお、この記事では作成の手順を書きません。画面の作りは変わりますし、手順を扱う記事に混ざっている「こうすれば検知されない」という類の注意書きは、裏取りできないものがほとんどだからです。扱うのは、作ったあとに毎日効いてくるルールのほうです。
eBayの複数アカウントは、公式に認められている
「複数のアカウントに関するポリシー」という専用のページがあり、冒頭がこう始まります。
ユーザーが複数の eBay アカウントを持つ理由はたくさんあります。例えばユーザーによっては、購入と出品で別のアカウントが必要かもしれません。eBay でビジネスを展開しているユーザーは、製品ラインごとにアカウントを分けて管理することを好むかもしれません。
例示されているのは 2 つです。購入と出品を分けること、製品ラインごとに分けること。どちらも、多くのセラーが実際に考える理由に重なります。
そのうえでポリシーは、こう続けます。アカウントが 1 つでも複数でも、各アカウントを効果的に管理することが期待されており、売買ポリシーはすべてのアカウントに等しく適用される、と。
つまり、分けたからといってルールが緩くなる場所はどこにもありません。増えるのは選択肢ではなく、管理する対象のほうです。
もうひとつ、はじめに押さえておきたいのは、アカウント同士が何も共有しないということです。評価も、出品枠も、セラーとしての水準も、すべてアカウント単位で計算されます。メインで積み上げた実績が、新しく作った店の信用として表示されることはありません。
「専門店に分けたほうが選ばれやすい」という見立ては、裏を返せば「片方は評価ゼロから始まる」ということでもあります。分けることには、この持ち出しが付いてきます。
eBay複数アカウントで禁止されているのは、たった1点
同じポリシーの「以下は許可されていません」の欄には、1 行しか書かれていません。
売買の規制や制限、その他のポリシーによる措置を避けるために新しいアカウントを登録したり既存のアカウントを使用したりすること。
キーワードは「避けるために」です。禁止されているのは目的であって、アカウントの数ではありません。
具体的には、次の 2 つがここに当たります。
- 停止や制限を受けたアカウントの代わりに、別のアカウントで取引を続けること。 ポリシーは「問題が発生した場合にはまずそれを解決し、アカウントを良い状態に戻してから他のアカウントでの売買を続行してください」と書いています
- セリングリミットの上限をすり抜けるために、アカウントを増やすこと。 枠が足りないなら、申請で広げるのが正規のルートです
あわせて読みたい
eBayサブアカウントのセリングリミットは、紐付けで引き上げられる
新しく作ったアカウントの出品枠は、そのアカウント自身の実績から始まります。ただし出品限度の公式ヘルプには、複数の出品者アカウントを持っている場合、より実績のあるアカウントに紐付けて限度を引き上げることもできると書かれています。
手順として案内されているのは次のとおりです。
- マイeBay の出品の概要にある[月間出品限度]のセクションを開く
- 出品限度の引き上げリクエストを選ぶ
- 紐付けできるアカウントであれば、そこで紐付けの選択肢が表示される
公式の書き方は「アカウントを紐付けできる場合は」という条件付きです。どのアカウントでも表示されるとは書かれていないので、表示されなければ通常の引き上げリクエストか、eBay が毎月行う自動の見直しを待つことになります。
前の節との違いは、向きにあります。枠を増やす目的でアカウントを新しく作ることは禁止条項そのものです。一方で、商材を分けるといった正当な理由で作ったサブアカウントの枠を、実績のあるアカウントに紐付けて引き上げるのは、eBay 自身がヘルプで案内している手順です。
紐付けは、2 つのアカウントが同じ運営者のものだと自分から eBay に示すことでもあります。後の節で書くとおり、一方が止まると他方も制限の対象になりうるので、紐付けた先の実績を傷つけない運用が前提になると考えておくのが安全です。
同じ商品をeBayの別のユーザー名で出すと、重複出品になる
同じ商品を 2 つのアカウントで同時に出すことはできません。ここは、一般の解説記事があまり触れていないところです。
複数アカウントを持ったとき、真っ先にやりたくなるのが「売れ筋を両方の店に出す」ことです。これは重複出品に関するポリシーが名指しで禁じています。
同じ出品者から同一商品の固定価格の出品を同時に複数出品することは許可されていません。これには以下が含まれます。
- 同一の商品を異なるカテゴリに出品したり、異なるユーザー名で出品すること
- 同一の商品にわずかなボーナス商品を追加するなどして大差のない 2 つの出品をすること
ユーザー名を分けても、同一商品なら重複です。「ジャンルを分ければ大丈夫」という説明をよく見かけますが、条文が言っているのは商品の同一性であって、アカウントの分け方ではありません。
ポリシーの目的も明記されています。1 人の出品者が検索結果を支配できないようにするため。ここが分かると、なぜユーザー名を分けても意味がないのかが腑に落ちます。
「異なる販売国なら大丈夫」という説明にも条件が付いています。条文は、国際配送のオプションが個々のサイトの検索結果を乱さない場合に限り、同一商品を異なる eBay サイトへ別々に出品できると書いています。無条件ではありません。
同じ商品を複数出したいときの、正規の手段
同じポリシーの中に、代わりの手段が書かれています。
あわせて読みたい
「同一商品」の線が引きにくい場面
条文が禁じているのは同一商品の重複です。では、どこからが同一なのか。ここは判断に迷うところで、公式も一律の基準は示していません。
はっきりしているのは 2 つです。カテゴリを変えても同一であること。そして大差のない 2 つの出品、たとえば片方におまけを 1 点足しただけのものも重複に含まれること。この 2 つは条文に例として書かれています。
中古品を複数個持っている場合は、個体差があるので同一とは限りません。ただし、写真も説明も使い回して 2 つ出すと、外形上は「大差のない 2 つの出品」に近づきます。個体ごとに状態を書き分けているかどうかが、実質的な分かれ目になります。
迷ったら、両方の出品を並べて「バイヤーがこの 2 つの違いを言えるか」を考えるのが実用的です。言えないなら、それは 1 つにまとめるべき出品です。
eBayアカウント間で自分の商品を買うのは、吊り上げ入札にあたる
もうひとつ、複数アカウントを持ったときにだけ発生する誘惑があります。サブアカウントでメインの商品を買って、評価を作ることです。
これは吊り上げ入札に関するポリシーが扱っています。名前から「オークションだけの話」と読んでしまいがちですが、条文はそうなっていません。
出品者のフィードバックを人為的に増やすため、または商品の検索順位を上げるために、メンバーが商品を入札したり、購入したりすることはできません。
許可されていない行為として明記されているのが「他のアカウントで自分自身の商品に入札する」ことです。加えて、家族・友人・ルームメイト・従業員・オンライン上の知人による入札も対象で、従業員は出品者の商品に入札できないと書かれています。
フィードバックの改ざんに関するポリシーの側にも、対になる記述があります。「複数のアカウントを登録すること、またはフィードバックスコアを人為的に上げる目的で他者と連携してフィードバックの交換を行うこと」です。
あわせて読みたい
購入用のeBayアカウントを分ける、という選択
ポリシーが最初に挙げている例が「購入と出品で別のアカウント」であることは、見落とされがちです。分ける動機として、出品側の話ばかりが語られるためです。
購入用を分けると、実際にいくつか変わります。
買ったものが出品者としてのプロフィールに混ざらない。 自分用の買い物と、事業としての販売が同じ履歴に並ぶことがなくなります。
リサーチのための閲覧と、販売の実績が混ざらない。 競合の商品を頻繁に見て回る行為と、自分が売る行為は別のものです。分けておくと、後から履歴を見返すときにも読みやすくなります。
仕入れの支払いと、売上の受け取りを分けて考えられる。 これは会計側の都合ですが、事業の数字を月次で締めるときに効きます。
一方で、分けたぶん管理する対象は増えます。購入用アカウントも売買ポリシーの対象で、支払いを滞らせれば購入者としての基準に触れます。「使わないから放っておく」ができるアカウントは無い、と考えておくのが安全です。
eBayサブアカウントを分ける理由が、正当かどうかの見分け方
ここまでの条文を並べると、判断の仕方が見えてきます。分ける理由が「何かを避けること」なら止まる、「何かを整理すること」なら通るという切り分けです。
整理のために分ける
- 購入用と出品用を分ける
- 商材のジャンルごとに店を分ける
- 個人の不用品処分と、事業としての販売を分ける
- 法人化にあわせて、個人時代のアカウントと分ける
何かを避けるために分ける
- 停止・制限を受けたので、別のアカウントで続ける
- 出品枠が足りないので、枠を増やすために作る
- 評価を付け合うために作る
- ポリシー違反を指摘されたので、別名で出し直す
右側の 1 つ目と 2 つ目は、複数アカウントポリシーの禁止条項そのものです。3 つ目は吊り上げ入札とフィードバックの改ざん、4 つ目も「その他のポリシーによる措置を避けるため」に当たります。

eBay複数アカウントの一方が止まると、もう一方も制限の対象になる
複数アカウントの話でいちばん怖がられているのが、連鎖して止まるという話です。ここは公式に記載があります。
なお、メンバーが 2 つのアカウントを持ち、一方が停止された場合、他方のアカウントも制限の対象となることがある。
「一斉に永久停止される」ではなく「制限の対象となることがある」という書き方です。断定ではありませんが、影響が及びうることは公式に認めています。
どうやって同一の運営者だと判断しているのかは、eBay が公開していません。ここを推測して「こうすれば検知されない」という話に踏み込むと、そもそもポリシーの側から外れます。書けるのは結果のほうだけです。
片方の指標が悪化すると、もう片方の話ではなくなる。これが実務上の意味です。取引不良率が上がってBelow Standardに落ちると、そのアカウントは翌暦月の落札手数料に追加 6% が課され、検索での露出も落ちます。ストア契約者向けの手数料ページには、4 か月以上連続すると 7% に上がると書かれています。そして、もう一方のアカウントにも制限が及ぶ可能性が残ります。
セラーレベルの判定は毎月 20 日で、アカウントごとに行われます。アカウントを増やすということは、この判定を受ける対象を増やすということでもあります。
見落としやすいのは、取引の少ないアカウントほど指標が振れやすいことです。取引不良率も出荷遅延率も割合なので、分母が小さければ 1 件の失敗が大きく響きます。育っているアカウントなら吸収できる 1 件が、始めたばかりのサブアカウントでは水準を割る原因になります。
分けるということは、分母を 2 つに割ることでもあります。取引を集めていたときには見えなかった振れ幅が、分けた瞬間に出てきます。
あわせて読みたい
外注に任せたいだけなら、eBayサブアカウントは要らない
アカウントを分ける動機として、「スタッフに触らせるアカウントと、自分の本体を分けたい」というものがあります。これは、分けるより先に確かめることがあります。
eBay のユーザー規約は、禁止行為としてログイン情報を第三者と共有することを挙げたうえで、権限のある第三者にアクセスが必要な場合の仕組みを名指ししています。チームアクセス(Multi-User Account Access)です。
パスワードを渡さずに、出品や注文管理といった作業だけを他の eBay ユーザーへ委任でき、権限も個別に設定できます。分けるのではなく、権限を切るほうが規約にも運用にも合っています。
サブアカウントを作って作業を分けても、そのアカウントのログイン情報をスタッフに渡すなら、規約上の位置づけは変わりません。
このあと紹介している記事 (3 本)
家族名義でeBayアカウントをもう1つ作れるか
配偶者や親の名義でもう 1 つ作る、という案が出ることがあります。出品枠を分けたい、片方が止まったときに備えたい、という動機で語られることが多い形です。
条文に当てはめると、この案は 2 つに割れます。
名義人が自分で使う場合。 それはその人のアカウントであって、自分のサブアカウントではありません。eBay は出品が契約の締結を伴うことを理由に、すべてのメンバーが 18 歳以上であることを求めています。そして売買ポリシーはアカウントごとに等しく適用されるので、その人が自分で管理し、自分で基準を満たすことになります。
自分が使う場合。 ログイン情報を受け取って操作するなら、ユーザー規約が禁じているログイン情報の第三者との共有にそのまま当たります。名前だけを借りて実質は自分が運用する形は、同意のない譲渡を禁じた条文の側にも近づきます。
そして、動機が「制限を避けること」であるなら、名義が誰であっても複数アカウントポリシーの禁止条項そのものです。禁じられているのは目的のほうなので、名前を差し替えても外れません。
家族に作業を手伝ってもらいたいだけなら、前の節と同じ結論になります。アカウントを増やすのではなく、権限を分けて渡すほうが規約にも運用にも合っています。
eBayサブアカウントを作る前に決めておく4つ
「いつ作るべきか」という問いには、公式の基準がありません。評価が何件、月商がいくら、といった数値は公式のどこにも書かれていないので、この記事でも置きません。
代わりに、作る前に決めておくと後で困らないことを 4 つ挙げます。
1. 商材の線をどこで引くか。 重複出品ポリシーがある以上、両方の店に出せる商品はありません。「どちらに出すか迷う商品」が出てきた時点で、線が引けていないことになります。カテゴリ名ではなく、現物を見て 3 秒で振り分けられる基準にしておくと運用が続きます。
2. 在庫をどこで一本化するか。 同じ仕入れ先から引く商品を 2 つの店で扱うなら、片方で売れた瞬間にもう片方を止める必要があります。手作業でこれをやると、忙しい日ほど漏れます。漏れるとセラー都合のキャンセルになり、取引不良率に跳ねます。
3. どちらの指標を優先するか。 2 つのアカウントが同時に基準を下回りそうになったとき、手が回るのは片方です。先に守るほうを決めておくと、その日に迷いません。
4. 固定費がどれだけ増えるか。 ストアの契約はアカウント単位です。2 つの店を構えるなら、その分の月額が両方にかかります。出品数が片方に偏ったまま両方の契約を維持すると、売上に対して固定費だけが重くなります。片方は契約なしで始めて、出品数が増えてから見直すほうが、たいてい順序として合っています。

分けたeBay複数アカウントを、1つにたたむ判断
作る話ばかりが語られますが、戻す判断も要ります。分けた店が育たないまま残ると、コストだけが二重になります。
見直すきっかけになるのは、次のような状態です。
- 片方の出品数が伸びないまま数か月たった。 商材の線が実態に合っていないか、そもそも需要が片側に寄っている
- どちらに出すか毎回迷う商品が増えた。 線が引けていない状態で、重複出品の危険が上がっている
- ストアの月額が両方にかかっている。 出品数に見合わない契約が片方に残っていないか
- 指標の確認が片方だけ後回しになっている。 毎月 20 日の判定は両方に来ます。見ていないほうから落ちます
たたむときは、いきなり解約しないほうが無難です。出品を止め、進行中の取引と返品を片づけ、未清算のものが無い状態にしてから判断します。アカウントを良い状態のまま止めることが、後で再開する余地を残します。
止めた側で扱っていた商材をメインへ寄せるときは、同じ商品が両方に残らないよう、移す前に片方を取り下げてください。たたむ途中がいちばん重複出品を作りやすいタイミングです。
分けるほど、突き合わせる手間が増える
複数アカウントの運用でつまずくのは、ポリシーの理解ではなく、たいてい在庫の突き合わせです。
同じ仕入れ先から引いている商品を 2 つの店で扱っていると、片方で売れた瞬間にもう片方を取り下げなければなりません。画面を 2 つ開いて、目視で照合して、片方を止める。これを毎日やると、売れた日ほど漏れます。
Trade Force は、eBay 輸出の商品・在庫・出品・注文・発送・売上をひとつの画面で管理する定額制の OMS です。既存の出品を取り込めるので、途中から使い始めても入力し直す必要がありません。在庫と出品を同じ画面で持てるので、どの商品がどこに出ているかを 2 か所で覚えておく必要がなくなります。
仕入れ先サイトの在庫と価格の変化を検知して取り込む在庫監視ツールもあります。手元の在庫だけでなく、仕入れ元が切れたことにも気づける形です。
メンバーを招待して権限を設定できるので、作業を分担するためにアカウントを増やす必要はありません。
Trade Force のサービス紹介からご覧ください。
リスクの分散として、アカウントを増やせるか
複数アカウントを、停止に備えた分散として使えるかという質問があります。公式の記載を読むと、制限を避けるための登録は許可されておらず、制限は連鎖する場合があるとされています。
分散として何が使えるかを、別の記事にまとめました。
まとめ
複数アカウントは認められています。 公式ポリシーが「購入と出品を分ける」「製品ラインごとに分ける」を例として挙げています。
禁止は 1 点だけです。 売買の規制や制限、その他のポリシーによる措置を避けるために登録したり使ったりすること。目的が問われています。
同一商品を別のユーザー名で出すのは重複出品です。 分けたのはアカウントであって商品ではない、というのが条文の立場です。
サブアカウントから自分の商品を買うのは、吊り上げ入札にあたります。 入札だけでなく購入も、フィードバックを増やす目的なら対象です。
一方が止まれば、もう一方も制限の対象になりえます。 アカウントを増やすことは、月次の判定を受ける対象を増やすことでもあります。取引の少ないアカウントほど指標が振れやすいので、分けた直後がいちばん不安定になります。
外注に任せたいだけなら、増やす必要はありません。 eBay 自身がチームアクセスを代替手段として案内しています。
よくある質問
Q1.eBayの複数アカウントは何個まで作れますか
上限の数は公式に示されていません。数ではなく、各アカウントが購入者・出品者の基準を満たして管理できているかが問われます。
管理しきれない数を持つと、指標が落ちたアカウントの影響が他方にも及ぶ可能性があります。
Q2.サブアカウントを作れば出品枠は倍になりますか
枠を増やす目的でアカウントを登録することは、複数のアカウントに関するポリシーが禁じている行為そのものです。
枠は、eBay が毎月アカウントを確認して、売上高と購入者からの評価に基づいて自動で調整します。上限に近づいたときは、届く案内やヘルプのボタンから引き上げを申請できます。
正当な理由ですでに複数のアカウントを持っているなら、実績のあるアカウントに紐付けて引き上げる選択肢が表示されることもあります。
枠が広がっていく仕組みと、広がったあとの運用は別の記事にまとめてあります。
Q3.ジャンルを分ければ、同じ商品を両方の店に出せますか
出せません。重複出品に関するポリシーは、同一商品を異なるカテゴリに出すことも、異なるユーザー名で出すことも、どちらも禁止しています。
数量ぶん売りたい場合は一括出品、サイズや色の違いはバリエーション出品が正規の手段です。
Q4.米国と英国のサイトに同じ商品を出すのは問題ないですか
条件が付いています。重複出品に関するポリシーは、国際配送のオプションが個々のサイトの検索結果を乱さない場合に限り、異なる eBay サイトへ別々に出品できるとしています。無条件ではありません。
Q5.スタッフに任せるアカウントを分けたほうがいいですか
分ける前に、チームアクセスで権限を渡す方法を検討してください。eBay のユーザー規約はログイン情報の第三者との共有を禁じたうえで、この仕組みを代替手段として案内しています。
アカウントを分けても、ログイン情報を渡すなら扱いは変わりません。
Q6.メインで積んだ評価は、サブアカウントに引き継がれますか
引き継がれません。評価も出品枠もセラーとしての水準も、アカウントごとに計算されます。新しく作った店は評価ゼロから始まります。
分けるかどうかを決めるときは、この持ち出しを織り込んで考えてください。
Q7.止められたアカウントとは別に、新しく作り直せますか
できません。売買の規制や制限、その他のポリシーによる措置を避けるために新しいアカウントを登録することは、明確に禁止されています。
公式は「まず問題を解決し、アカウントを良い状態に戻してから他のアカウントでの売買を続ける」よう求めています。
Q8.複数のeBayアカウントで、Payoneerは1つにまとめられますか
同じ事業主体の eBay アカウントなら、まとめられます。Payoneer の公式ページは、同一の事業主体として登録されている複数の eBay ストアを、1 つの Payoneer アカウントに連携できると案内しています。
追加するアカウントを登録するときは、Payoneer との連携の画面で既存のアカウントにサインインする側を選びます。そのとき、会社名や代表者の情報が既存の Payoneer アカウントと一致していることが条件です。
事業主体が違うアカウントなら、Payoneer もそれぞれ別に開設します。家族の名義で作ったアカウントを自分の Payoneer にまとめる、という形はここでも成り立ちません。
参照リンク
- eBay 公式ヘルプ: 複数のアカウントに関するポリシー — 複数アカウントの保有が認められていること、禁止される唯一の目的、一方が停止されたときの他方への影響
- eBay 公式ヘルプ: 出品限度 — 毎月の自動調整、引き上げの申請、実績のあるアカウントへの紐付け
- eBay 公式ヘルプ: 重複出品に関するポリシー — 異なるユーザー名での同一商品の出品の禁止、一括出品・バリエーションなどの代わりの手段
- eBay 公式ヘルプ: 吊り上げ入札に関するポリシー — 他のアカウントでの自分の商品への入札、フィードバック目的の購入
- eBay 公式ヘルプ: フィードバックの改ざんに関するポリシー — 複数アカウントでのフィードバックの交換
- eBay 公式ヘルプ: 出品者の基準に関するポリシー — 毎月 20 日の評価と、取引不良率の基準
- eBay 公式ヘルプ: 出品料 — 標準以下と評価されたときの追加 6% の落札手数料
- eBay 公式ヘルプ: ストアの販売手数料 — 4 か月以上続いたときの追加 7%
- eBay 公式ヘルプ: チームアクセス — パスワードを共有せずに作業を委任する仕組みと、付与できる権限
- Payoneer: eBayの収益を受け取る — 同一の事業主体の複数の eBay アカウントを 1 つの Payoneer に連携する条件
- eBay User Agreement — ログイン情報の第三者との共有と、同意のない譲渡の禁止





