eBayのゴルフ出品|長さと容積重量で、送料が先に決まる商材の売り方
この記事の3行要約
- ゴルフクラブは重さではなく「かさ」で請求される。細長い箱ほど不利になる
- 送れる長さは宛先の国・地域で変わる。上限に当たると発送方法ごと選び直しになる
- 順番が逆。相場から値段を決めるのではなく、送料から仕入れの上限を決める
目次
- 1.はじめに
- 2.eBayのゴルフ出品は、送料から逆算する
- 3.ゴルフクラブの送料は、重さではなく容積重量で決まる
- 4.宛先によって、送れるゴルフクラブの長さが変わる
- 4-1.ゴルフクラブの主な送り先で、EMSの上限を比べる
- 5.ゴルフの出品で、仕入れの前に出しておく3つの数字
- 5-1.1. 梱包後の寸法
- 5-2.2. 請求重量
- 5-3.3. 宛先ごとの送料の上限
- 5-4.ドライバー1本の請求重量を、最後まで出す
- 6.1本で出すか、セットで出すかで、ゴルフの採算が変わる
- 7.ゴルフでも、小物なら送料の制約が外れる
- 8.ゴルフの見積もりで、あとから取り返しにくくなること
- 9.ゴルフクラブのItem Specificsは、買い手の絞り込みそのもの
- 10.長尺のゴルフ用品は、往復ぶんの送料で採算を見る
- 11.長尺のゴルフ用品を、どう梱包して測るか
- 12.ゴルフの寸法と送料を、在庫の側に残す
- 13.まとめ
- 14.よくある質問
- 15.参照リンク
はじめに
ゴルフクラブを 1 本、eBay に出しました。売れました。値段も悪くありません。
そのあと、発送の窓口で見積もりを見て手が止まる——というのが、この商材でいちばん多い失敗です。
原因ははっきりしています。クラブは細長いからです。重さは大したことがないのに、箱が長い。そして国際配送の料金は、重さだけでは決まりません。
しかも、送れる寸法そのものが宛先によって変わります。同じクラブでも、送れる国と送れない国があります。
この記事で決めるのは 2 つです。eBay にゴルフ用品を出すときに、送料が利益をどう先に決めてしまうか。そして、仕入れの前に何を計算しておくか。送料の比べ方と包み方そのものには、専用の記事があります。そちらへ送ります。
一般的な整理であり、料金や制限の具体的な数値は変わることがあります。出す前に必ず最新の条件を確認してください。結果を保証するものではありません。
eBayのゴルフ出品は、送料から逆算する
多くの商材では、順番はこうなります。仕入れる。相場を見る。値段を決める。送料は最後に足す。
ゴルフでは、この順番が通りません。送料が大きすぎて、最後に足す数字にならないからです。
正しい順番は逆になります。
- 梱包後の寸法を見積もる
- 宛先ごとの送料を出す
- その送料で成立する売値を決める
- 売値から逆算して、仕入れの上限を決める
この順番を守れば、送料負けはほぼ起きません。逆に、仕入れてから送料を調べる進め方だと、すでに手元にある在庫をどうするかという問題に変わります。
順番を変えるだけで、判断できることも増えます。送料が先に出ていれば、その商品を扱うかどうか自体を、仕入れの現場で決められます。「安いから買っておく」という判断が、この商材ではいちばん危ないところです。
ゴルフクラブの送料は、重さではなく容積重量で決まる
国際配送では、容積重量という考え方が使われます。荷物が占める空間の大きさを重さに換算し、実重量と比べて高いほうで料金が決まる仕組みです。除数は業者やサービスによって違うので、計算の細部は梱包の記事にまとめてあります。
ここがゴルフの不利なところです。クラブ 1 本は、実重量なら 300 グラム前後です。ところが、梱包すると長さが 1 メートル前後の箱になります。
| 実重量 | 容積重量 | |
|---|---|---|
| クラブ 1 本の梱包 | 数百グラム | 箱の寸法で決まる |
| どちらで請求されるか | 高いほう | 高いほう |
細長い箱は、空気を運んでいる形になります。中身が軽いほど、実重量と容積重量の差が開きます。

対策は 2 つしかありません。箱を小さくするか、1 箱あたりの中身を増やすかです。前者には限界があるので、実務では後者を考えることになります。
送料そのものの比べ方——どの発送方法がいくらで、追跡にいくら払うか——は、別の記事にまとめてあります。
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宛先によって、送れるゴルフクラブの長さが変わる
EMS で送れる長さの上限は、宛先によって 1.05m・1.5m・1.8m に分かれます。料金の前に、そもそも引き受けてもらえるかどうかという問題です。
EMS の公式の一覧を見ると、長さのほかに、長さと横周の合計・重量の上限も宛先の国・地域によって次のように分かれています。
| 項目 | 国・地域によって |
|---|---|
| 長さの上限 | 1.05m / 1.5m / 1.8m のいずれか |
| 長さと横周の合計 | 2m / 2.75m / 3m のいずれか |
| 重量の上限 | 20kg / 23kg / 30kg のいずれか |
公式には「国・地域によって、取り扱い地域が制限されている場合がございます」と記載されています。
長さの上限が 1.05m の地域がある、というのがゴルフでは効いてきます。ドライバーは、クラブそのものが 1.1 メートル前後になることがあります。梱包すればさらに長くなります。
つまり、同じクラブでも、宛先によっては EMS で送れません。そのときは クーリエに切り替えることになり、料金の前提が変わります。
送れない国からの注文を受けてしまうと、キャンセルするか、割高な方法で送るかの二択になります。どちらも損をします。
発送先の設定を先に決めてください。そのうえで、除外した国があることを説明に書いておけば、問い合わせも減ります。
ゴルフクラブの主な送り先で、EMSの上限を比べる
公式の一覧から、いくつかの国・地域を抜き出すと次のとおりです。
| 宛先 | 長さ / 長さと横周の合計 / 重量 |
|---|---|
| 米国 | 1.5m / 2.75m / 30kg |
| カナダ・英国・フランス・イタリア | 1.5m / 3m / 30kg |
| 香港・台湾・シンガポール | 1.5m / 3m / 30kg |
| ドイツ・スペイン | 1.05m / 2m / 30kg |
| オーストラリア | 1.05m / 3m / 20kg |
長さ 1.05m の地域には、ドイツ・スペインとオーストラリアが入ります。米国あてに EMS で送れたドライバーの箱が、同じ梱包のままではこの 3 か国には送れない、ということが起きます。
オーストラリアは、重量の上限も 20kg と低めです。セットやバッグを送るときは、長さより先にこちらに当たることがあります。
ゴルフの出品で、仕入れの前に出しておく3つの数字
順番を実際に回すために、仕入れの前に出しておく数字を 3 つに絞ります。
1. 梱包後の寸法
クラブそのものの長さではありません。箱に入れて、保護材を巻いたあとの寸法です。ここを実物より小さく見積もると、あとの計算が全部ずれます。
同じ形のものを何度も扱うなら、一度きちんと測って型にしてしまうのが早いと思います。
2. 請求重量
寸法から容積重量を出し、実重量と比べて高いほうを取ります。この数字が料金表の入口になります。
3. 宛先ごとの送料の上限
送り先の候補が複数あるなら、いちばん高い宛先の料金で計算してください。安いほうで計算すると、高い宛先から注文が入ったときに赤字になります。
ドライバー1本の請求重量を、最後まで出す
3 つの数字は、順に出すと数分で終わります。実際の料金は業者と時期で変わるので、ここで見るのは計算の形だけです。
ドライバーを 1 本、緩衝材を巻いて細長い箱に入れました。梱包後に測ると、長さ 120cm、幅 20cm、高さ 15cm でした。
まず容積重量を出します。120 × 20 × 15 = 36,000。これを 5000 で割ると 7.2kg です。
次に実重量を量ります。クラブと梱包材で 1.2kg でした。
比べると、容積重量のほうが 6 倍です。請求重量は 7.2kg。1.2kg の料金表で見積もっていたら、この時点で計算がひっくり返っています。
続いて寸法の制限を見ます。長さは 120cm。長さの上限が 1.05m の地域には、この箱では送れません。長さと横周の合計は、120 +(20 + 15)× 2 = 190cm なので、2m の制限にはぎりぎり収まります。
ここまで出て、初めて送料が引けます。送料が出たら、売値がいくらなら成立するかが決まり、そこから仕入れの上限が決まります。
この計算は 5 分もかかりません。やっていない状態で仕入れることのほうが、結果的に高くつきます。

この 3 つが出せない商材には手を出さない、という判断も含めて、ここが分かれ目になります。
1本で出すか、セットで出すかで、ゴルフの採算が変わる
箱を小さくできないなら、1 箱あたりの中身を増やす。これが実務的な対策になります。
| 1 本ずつ出す | セットで出す | |
|---|---|---|
| 送料の効率 | 悪い。空間あたりの中身が少ない | 良い。同じ箱により多く入る |
| 寸法の制限 | 収まりやすい | 重量と横周で上限に当たりやすい |
| 買い手 | 特定の 1 本を探している人 | まとめて揃えたい人 |
セットにすると、1 本あたりの送料は下がります。ただし、重量と横周の上限に近づきます。30kg まで送れる宛先なら余裕がありますが、20kg の宛先では入りません。
もうひとつ、同梱という手もあります。同じ買い手が複数を落札したときに、まとめて送る設定です。これは出品を分けたまま送料の効率を上げられるので、1 本ずつ出す形とセットの中間になります。
送料の効率だけで決めないでください。セットを探している買い手がいなければ、安く送れても売れません。
判断の順番は、まず買い手がいるかどうか、次に送料が成立するかどうかです。逆にすると、送れるけれど売れない在庫が残ります。
セットで出すときにもうひとつ気をつけたいのが、中身の説明の量です。1 本ずつなら、その 1 本について書けば済みます。セットは本数分の状態を書くことになり、書く量が一気に増えます。
ここを省いて「セット一式」とだけ書くと、届いてから 1 本ごとの状態で揉めます。送料の効率と、説明の手間は逆向きに動くということです。セットにするなら、書く時間もあらかじめ見込んでおいてください。
セットの寸法は、いちばん長い 1 本で決まります。アイアンだけなら収まっても、ドライバーが 1 本混ざるだけで箱が長くなります。
セットを組む前に、いちばん長いものを測ってください。あとから 1 本だけ抜くと、今度は「セットなのに揃っていない」という説明が要ります。
ゴルフでも、小物なら送料の制約が外れる
ここまでは長尺物の話でした。同じゴルフでも、小物は事情がまったく違います。
グローブ、ボール、ヘッドカバー、ティー、マーカー、距離計。これらは箱が小さく収まるので、容積重量が実重量を上回りにくいカテゴリです。
制約が外れると、次の 2 つが変わります。
送れる国が増える。寸法の上限に当たらないので、発送先を絞る必要がありません。長尺物では除外していた地域にも出せます。
まとめ売りの効きが逆になる。長尺物では「まとめると上限に当たる」でしたが、小物は「まとめても余裕がある」ので、単価を上げる手として素直に使えます。
ひとつのストアで両方を扱う場合、送料の設定を分けてください。長尺物に合わせた高い設定のまま小物を出すと、小物が割高になって売れません。
逆に、小物に合わせた設定でクラブを出すと、送料負けします。同じ「ゴルフ用品」でも、送料の観点では別の商材だと考えたほうが安全です。
同じことは釣具でも起きます。あちらはリールとロッドとルアーで 3 つに割れるので、分け方の考え方が参考になります。
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ゴルフの見積もりで、あとから取り返しにくくなること
送料の計算は、出したあとでは直せません。仕入れの前に潰しておく点を挙げます。
- 梱包前の寸法で見積もらない。保護材の厚みは、そのまま料金に乗ります
- いちばん安い宛先で計算しない。高い宛先から注文が入る可能性は常にあります
- 送料無料にする理由を「見栄え」にしない。売値に乗せる判断であって、負担が消えるわけではありません
- 上限ぎりぎりの寸法で設計しない。梱包の誤差で超えると、発送方法ごと選び直しになります
- 返送されたときの費用を勘定に入れずに出さない。長尺物の往復は、商品代を超えることがあります

ゴルフクラブのItem Specificsは、買い手の絞り込みそのもの
送料の話から少し離れますが、この商材では項目の埋め方が返品率に直結します。
eBay のゴルフクラブのカテゴリには、次のような Item Specifics があります。
| 項目 | 選ぶもの |
|---|---|
| Club Type | ドライバー、アイアン、パター、セットなど |
| Dexterity | 右利き用か、左利き用か |
| Shaft Material | スチール、グラファイト、チタンなど |
| Flex | シャフトの硬さ |
| Loft | フェースの角度 |
このうち、Dexterity(利き手)を間違えると、返品を避けられません。使えないからです。状態や説明がどれだけ丁寧でも、この 1 項目で取引が終わります。
そして、返品されると往復の送料がかかります。長尺物なので、その金額は普通の商材の比ではありません。
返品の可能性を下げる方法は 2 つです。項目を正確に埋めることと、説明でもう一度書くこと。項目だけでも絞り込みには効きますが、説明にも書いておくと、買い手が注文の前に気づけます。二重に書くのは無駄ではありません。
項目の埋め方そのものは、別の記事にまとめてあります。
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Flex と Loft も、買い手が絞り込みに使う項目です。読み取れないなら空欄にするのではなく、「刻印が読み取れない」と説明に書いてください。空欄は「該当なし」と受け取られます。
項目そのものをどこで入力するかは、出品のやり方の記事にまとめてあります。
長尺のゴルフ用品は、往復ぶんの送料で採算を見る
ここまでの計算は、すべて片道です。長尺物では、これだけでは足りない場面があります。
返品が起きると、送料はもう一度かかります。前の節のとおり、利き手を取り違えたときのように、避けようがない返品もあります。しかも、届いた商品が説明と違うことが理由の返品では、eBay の返金保証のルール上、返送の送料は出品者の負担です。そして長尺物では、その 1 回が普通の商材の何倍にもなります。片道で成立していたはずの採算が、返品 1 件で数件ぶんの利益を持っていく——という形です。
そこで、見積もりの段階でもうひとつ数字を持っておきます。この 1 本が戻ってきたら、いくらかかるかです。
出し方は難しくありません。片道で使った請求重量は、戻りにもそのまま効きます。宛先から日本へ戻す料金が片道と同じとは限りませんが、桁は分かります。判断には桁で足ります。
この数字があると、決められることが 3 つ増えます。
- 仕入れの上限が下がる。往復を見込んだ上限のほうが、その商材での本当の上限です
- 戻してもらうかどうかを、先に考えられる。戻す費用が商品代を超えるなら、選べる手が変わります
- どの宛先へ出すかを、行きの料金だけで決めなくなる
返品の手続きそのものと、どこまでこちらが負担するのかは仕組みの側の話なので、この記事では扱いません。ここで言えるのは、片道だけで出した採算は、長尺物では楽観の側に寄っているということです。
「何割くらい返ってくるか」を一般化した数字は使えません。扱う商材と、書いた説明の精度で変わります。
自分の実績がたまるまでは、1 件返ってきても成立するかどうかという見方をしておけば足ります。粗い持ち方ですが、片道だけで見るよりは実態に近くなります。
長尺のゴルフ用品を、どう梱包して測るか
梱包の目的は 2 つあります。壊さないことと、寸法を無駄に増やさないことです。この 2 つは引っ張り合います。
守り方そのものは梱包の記事の担当なので、ここでは寸法に効く 2 点だけ書きます。
- 詰めすぎると寸法が増える。守ることと小さくすることは引っ張り合います
- 測るのは梱包後。テープを貼り終えてから、いちばん長いところを測ります
測り方にも注意が要ります。斜めに測らない。出っ張りを含めて測る。いちばん長いところを測る。この 3 つを守らないと、窓口で測り直されて料金が変わります。自己申告の寸法で見積もりを作っていると、その差がそのまま損失になります。
もうひとつ、同じ形のものは一度だけ丁寧に測って、型として残すのが効きます。ドライバー用の箱、アイアンセット用の箱、というように寸法を固定してしまえば、2 回目以降は測る工程そのものが消えます。
梱包の考え方そのもの——どう包み、何を使い、どこまでやるか、そして容積重量をどう計算するか——は別の記事にまとめてあります。
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なお、税関告知書の記載は寸法とは別の話ですが、中身の申告を正確に書くことは長尺物でも変わりません。宛先によっては追加料金が発生することもあるので、見積もりの時点で含めておくと安全です。
ゴルフの寸法と送料を、在庫の側に残す
計算そのものは 5 分で終わります。抜けるのは、同じモデルを 2 回目に扱うときです。
3 本目までは梱包後の寸法を測っていたのに、10 本目では「だいたい同じだろう」で済ませている。前に同じモデルをいくらで送ったのかが分からない。ここから送料負けが始まります。
私たちが開発している Trade Force は、商品・在庫・出品・注文・発送・売上をひとつの画面で管理する定額制の OMS(受注管理システム)です。
注文が入ると、入荷と出荷のタスクが自動で作られます。配送方法を選んで追跡番号を入れ、出荷を確定すると、発送情報が eBay へ反映されます。長尺物のように工程の多い商材ほど、手順が飛ばない形になっているかどうかが効きます。
商品には販売単位をぶら下げて管理でき、商品画像も一緒に登録できます。同じ形の箱で送るモデルをまとめて持てるので、寸法の型が在庫の側に残ります。
売上は期間を指定して、販売数・注文数・売上金額・手数料・返金額・入金額を確認できます。「このモデルは、送料まで含めて残ったのか」を、記憶ではなく数字で見返せます。
このあと紹介している記事 (1 本)
まとめ
- ゴルフ用品は、送料から逆算する。仕入れ → 相場 → 値段、の順番が通らない
- 国際配送は 容積重量と実重量の高いほうで請求される。除数は業者で違う
- クラブは細長いので、空気を運ぶ形になりやすい
- EMS の上限は宛先で変わる。長さ 1.05m / 1.5m / 1.8m、長さと横周 2m / 2.75m / 3m、重量 20 / 23 / 30kg
- 長さの上限が 1.05m の地域がある。ドライバーは当たることがある
- 仕入れ前に出す数字は 3 つ。梱包後の寸法・請求重量・宛先ごとの送料の上限
- 送料はいちばん高い宛先で計算する
- セットにすると送料の効率は上がるが、重量と横周の上限に近づく
- Dexterity(利き手)を間違えると返品を避けられない。長尺物の往復送料は重い
- 採算は往復で見る。片道だけの見積もりは、長尺物では楽観の側に寄る
- 同じゴルフでも、小物は送料の制約が外れる。送料設定を分ける
- 測るのは梱包後
よくある質問
Q1.容積重量は、どの運送業者でも同じ計算式ですか
除数が違うことがあります。ここで示した 5000 は一例で、業者やサービスによって変わります。
大事なのは式そのものより、実重量と容積重量の高いほうで請求されるという原則のほうです。自分が使う業者の除数を一度調べて、手元の計算に固定してください。
Q2.1本しか持っていない場合、送料負けは避けられませんか
売値を上げるか、送料を買い手に負担してもらうかのどちらかになります。送料込みの表示にするかどうかは、そのぶん売値に乗せるかどうかの違いでしかありません。
避けられないなら、出さないという判断も選択肢です。この商材では、送料が成立しない在庫を抱えないことのほうが大事だと思います。
Q3.クラブヘッドだけを外して送ってもいいですか
寸法は劇的に小さくなりますが、買い手が求めているものと違う可能性があります。組み立てを前提にした販売として説明できるなら成立しますが、そう書いていなければ「説明と違う」になります。
シャフトを別便にする場合も同じで、分けて送ることを出品の時点で書いてください。
Q4.利き手はどこを見れば分かりますか
クラブフェースの向きで判断できます。判断に自信がない場合は、写真をフェースが見える角度で撮り、その写真を説明で指してください。
「写真をご確認ください」と丸投げするのではなく、こちらの判断を書いたうえで、根拠として写真を示す形にします。判断を書かないと、間違いは全部こちらの責任になります。
Q5.送料を安く見せるために、寸法を小さく申告してもいいですか
やめてください。窓口で測り直されて差額を請求されるか、受け付けられずに戻ってきます。
そもそも、申告した寸法で見積もった送料は、自分の計算の土台です。ここを小さくすると、利益の見込みまで嘘になります。損をするのは、買い手ではなく自分の側です。
Q6.往復ぶんを見込むと、仕入れられるものがなくなりませんか
上限が下がるだけで、扱えなくなるわけではありません。下がった上限で成立するものを探す、という形に変わります。
実際には、単価の低いクラブほど往復に耐えられません。同じ送料が乗るので、商品代が小さいほど比率が悪くなります。往復で見るようになると、扱う単価帯が自然に上がっていくと思います。
Q7.まとめて仕入れたクラブは、どう見積もりますか
1 本あたりで見積もってください。まとめて買っても、送るときは 1 本ずつか、セットの箱に収まる本数ずつになります。仕入れの単位と発送の単位は一致しません。
セットとして出すつもりなら、いちばん長い 1 本で箱の寸法を出してから、その箱に入る本数で割ります。まとめ買いの総額を本数で割った金額を、そのまま原価にしないでください。
Q8.ゴルフバッグやカートも同じ考え方ですか
考え方は同じですが、重量の上限に先に当たります。バッグは容積も重量も大きいので、EMS の重量上限が 20kg の宛先では成立しないことがあります。
長尺物と重量物では、当たる制限が違います。扱う前に、どちらの制限に先に当たるかを確かめてください。
参照リンク
- 日本郵便「EMS 大きさ・重量制限一覧表」 — 宛先の国・地域ごとの長さ・横周・重量の上限(米国 1.5m / 2.75m / 30kg、ドイツ・スペイン 1.05m、オーストラリア 1.05m / 20kg など)
- eBay: eBay Money Back Guarantee policy — 説明と違うことが理由の返品では、返送の送料を出品者が負担すること
- FedEx「請求重量の定義および意味」 — 容積重量と実重量の高いほうで請求されること
- eBay: Golf Clubs — Club Type / Dexterity / Shaft Material / Flex / Loft の項目






