eBayの再出品(Relist)|自動は最大8回、手動は基本出品料が2回かかる
この記事の3行要約
- 自動再出品はオークション型の機能で、新規出品者と不定期出品者の出品にしか表示されない
- 手動再出品は元の出品と再出品の両方に基本出品料がかかる。返金されるのは条件をすべて満たして売れた場合だけ
- 定期的に出し直すつもりなら、公式が勧めているのはGTC出品と在庫なしオプションのほう
目次
- 1.はじめに
- 2.eBayの再出品(Relist)には、自動と手動の2つがある
- 2-1.自動再出品は、オークション型出品で最大8回まで
- 2-2.手動再出品は、自分で終了させたときに使う
- 3.固定価格出品に再出品が要らないのは、GTCで自動更新されるから
- 4.eBayの再出品で、引き継がれるものと引き継がれないもの
- 5.eBayの再出品には、基本出品料がもう一度かかる
- 5-1.再出品の基本出品料が返ってくる条件
- 6.再出品の前に、eBayが出品の早期終了について何を書いているか
- 7.販売履歴を切らさない方法は、再出品ではなく在庫なしオプション
- 8.定期的に出し直すつもりなら、公式はGTCを勧めている
- 9.eBayの再出品でよく言われることを、公式の記載と突き合わせる
- 10.終了させた出品の写真は、90日で使えなくなる
- 11.再出品するかどうかを、どの数字で決めるか
- 12.再出品でやらないほうがよいこと
- 13.再出品したあとに、何を記録しておくか
- 14.Trade Force で、出品と在庫をひとつの画面にまとめる
- 15.まとめ
- 16.よくある質問
- 17.参照リンク
はじめに
売れないまま残っている出品を、一度取り下げて出し直す。eBay を続けていると、必ず一度は考える操作です。
ただ、再出品について語られていることの多くは、公式ヘルプに書かれていません。検索エンジンの内部動作や、出し直したときのブースト効果や、何日寝かせればいいかという話は、どれも出所をたどれないところで語られています。
この記事では、eBay 公式ヘルプに実際に書かれていることだけを並べます。再出品に何種類あるのか、出し直すと何が切れて何が残るのか、料金はどうなるのか。そして、出し直さずに済ませる方法が公式に用意されていることまで。
Relist と Sell Similar のどちらを押すかという使い分けと、重複出品のポリシーが引いている線は、別の記事にまとめてあります。この記事では触れません。
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eBayの再出品(Relist)には、自動と手動の2つがある
まず、eBay が「再出品」と呼んでいるものは 1 つではありません。公式ヘルプは自動再出品と手動再出品を分けて説明しており、条件も料金も違います。
どちらの場合も、再出品した商品がサイトに表示されるまでに数時間かかることがあります。押した直後に検索結果を見ても出てきません。
自動再出品は、オークション型出品で最大8回まで
出品を作るときに自動再出品オプションを選ぶと、売れなかったときに eBay が自動で出し直します。
期間が 5 日以上のオークションは、最大 8 回まで自動的に再出品されます。1 日または 3 日のオークションは、7 日間の出品として最大 8 回です。自動再出品は無料で、車両カテゴリの出品だけが対象外になります。
ここに、見落とされやすい条件があります。自動再出品オプションは、新規出品者および不定期出品者によって作成された出品でのみ利用できます。それ以外の出品者には、このオプションが表示されません。
「自動再出品の設定が見当たらない」という場合、設定を探しても見つからないことがあります。設定の場所の問題ではなく、表示される対象に入っていないという話です。
自動再出品を使えないカテゴリもあります。ビジネス > 販売事業、ホーム&ガーデン > 不動産、チケット、旅行の航空券・チケット・旅行・クーポン、商品券などです。
手動再出品は、自分で終了させたときに使う
出品を早期に終了した場合や、オークションで自動再出品を選ばなかった場合は、手動で出し直します。
場所は 2 つあります。マイ eBay の「売れ残り」セクションから該当商品の「再出品」を選ぶか、出品者ハブの「売れなかった出品を管理」で対象にチェックを入れて「再出品」を選びます。

もう 1 つ、自分では押していないのに再出品が起きる経路があります。返品またはキャンセルされた注文に対して購入者に返金を行うと、その商品は自動的に再出品されます。返金の画面に「商品を再出品」「キャンセル後に商品を再出品」というチェックがあり、外しておかないと勝手に戻ります。
在庫がもう無いのに出品が復活していた、という事故はここで起きます。返金の操作を人に任せている場合は、このチェックの扱いを先に決めておいてください。
固定価格出品に再出品が要らないのは、GTCで自動更新されるから
ここが、再出品の話でいちばん混乱しやすいところです。
固定価格出品の出品期間は、Good 'Til Cancelled(GTC)が既定です。商品が売れるか、出品者が出品を終了するまで、毎月自動更新されます。
つまり、固定価格で出している限り、出品期間が来て終わるということが起きません。「期間が切れたから出し直す」という作業は、そもそも発生しないのです。
固定価格出品で再出品が必要になるのは、自分で終了させたときだけです。売れないから取り下げた、値段を間違えたから取り下げた、という場合に限られます。
「GTC で放置している」という言い方をよく見かけますが、公式の側から見ると放置ではなく、毎月の自動更新が続いている状態です。そして更新のたびに料金が発生します。次の節がそれです。
eBayの再出品で、引き継がれるものと引き継がれないもの
出し直したときに何が残るかを、確認できる範囲で整理します。
| 出し直したときの扱い | |
|---|---|
| 出品の中身(タイトル・説明・写真・項目) | 元の出品のデータを引き継いで出せる |
| 写真 | eBay が保存しており、終了済みの出品に最大 90 日間表示される。再出品や類似出品で再利用できる |
| バリエーションの数量 | 数量がゼロになっている組み合わせは、元の数量で再出品される。現在の在庫に合わせて確認と更新が要る |
| 販売履歴の表示 | 新しい出品として始まるため、積み上がっていた数字は引き継がれない |
| ウォッチの数 | 同上 |
| 基本出品料 | もう一度かかる(次の節) |
バリエーションの挙動は、実務でいちばん危ないところです。在庫がゼロになっていた色やサイズが、元の数量で復活します。出し直した直後に数量を見直さないと、無い在庫を売ってしまいます。
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販売履歴については、公式が 1 行だけ書いています。「出品の販売履歴は、ベストマッチ検索結果での位置を決定する要因の 1 つです」。要因の 1 つ、という書き方です。そして同じ場所に、「在庫が増えた場合は、高度な出品を作成するのではなく、既存の出品に追加してください」。この一文が続きます。
ベストマッチがどう並べ替えているかの詳細は公開されていません。確認できるのはここまでで、出し直すと順位が上がる・下がるという話は、公式には書かれていません。
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eBayの再出品には、基本出品料がもう一度かかる
料金の扱いは、公式ヘルプにはっきり書かれています。
手動で再出品すると、eBay は元の出品と手動再出品の両方に基本出品料を請求します(または基本出品料ゼロの出品として扱います)。1 回分ではなく、2 回分です。
ただし、続きがあります。再出品した商品が売れた場合、出品者は基本出品料の返金を申請できます。返金の条件は、この節の最後にまとめます。
もう 1 つ。手動で再出品する場合、選択した出品のアップグレードには所定の手数料が適用されます。太字タイトルやギャラリープラスなどを付けていると、それも改めてかかります。
自動再出品(オークション型・最大 8 回)は無料ですが、手動の再出品は違います。反応がないたびに取り下げて出し直すという運用は、売れなかった場合に料金だけが残る形になります。
手数料の全体像は別の記事にまとめてあります。
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再出品の基本出品料が返ってくる条件
返金は、売れれば必ず受けられるわけではありません。eBay のヘルプ(手数料の返金)は、再出品の基本出品料が返金の対象になる条件を並べています。すべてを満たしている場合です。
| 条件 | 外れやすい場面 |
|---|---|
| 再出品のあとに商品が売れた | 売れなければ返金は無い |
| 元の出品と再出品が同じ形式(オークション同士、または固定価格同士) | オークションで売れ残ったものを固定価格で出し直した |
| 新しい出品に内容をコピーして貼り付けたのではなく、eBay の再出品の機能を使った | 新規出品として作り直した |
| 元の出品が終わってから 90 日以内に再出品した | 寝かせすぎた |
| その商品を手動で再出品するのが初めて | 2 回目以降の出し直し |
| スタート価格が元の出品の価格より低い(ヘルプ日本語版の記載) | 値上げして出し直した |
| 再出品に最低落札価格を足していない | オークションで最低落札価格を付け直した |
効いてくるのは 5 つ目です。返金の対象になるのは、手動の再出品の 1 回目だけなので、取り下げと出し直しを繰り返すと、2 回目からは料金がそのまま残ります。
申請なのか自動なのかは、ヘルプの書き方が揃っていません。商品の再出品のページは「返金を申請できる」と書き、手数料の返金のページは、条件をすべて満たしていればアカウントに自動で返金されると書いています。売れたあとは請求書で返金の行を確かめ、条件を満たしているのに見当たらなければ問い合わせる、という順番が確実です。
再出品の前に、eBayが出品の早期終了について何を書いているか
出し直すには、まず終了させる必要があります。その終了について、公式は明確な立場を書いています。
「早期に出品を終了すると、購入する可能性のある人を失望させるリスクがあるため、eBay は出品者には早期終了しないことを強くお勧めします」(eBay 公式ヘルプ「出品を終了する」)。
そのうえで、正当な理由として挙げられているのは 2 つだけです。
- 商品が紛失、破損、または販売不可となった
- 誤ったオークションのスタート価格など、間違いがあった
「売れないから」は、ここに入っていません。
さらに、オークション出品については踏み込んだ記載があります。「早期に出品を終了することは入札者を失望させるため、定期的に終了する場合、eBay からお使いのアカウントに制限が課される場合があります」。
固定価格の出品はいつでも終了できますが、オークション出品は特定の状況でのみ終了できます。残り 12 時間以内で、最低落札価格が設定されていないか達している入札がある場合は、終了できません。最高額入札者に販売することになります。
公式が想定している終了
- 商品が紛失・破損した
- 販売できなくなった
- 開始価格を間違えた
- 出品内容に誤りがある(変更で直せないもの)
公式が勧めていない終了
- 反応が無いので取り下げる
- 定期的にまとめて取り下げる
- 出し直しを繰り返す
ここは、よく紹介されている運用と正面からぶつかります。数か月ごとに動きのない出品をまとめて取り下げて出し直すという方法は、公式が「強くお勧めしない」と書いている操作を、定期的に実行することになります。
出品に誤りがあるだけなら、終了させる前に打つ手があります。公式も、「出品を早期に終了する代わりに、出品を変更するか商品価格を変更することができる場合があります」。価格やタイトルを直したいだけなら、変更で足ります。
販売履歴を切らさない方法は、再出品ではなく在庫なしオプション
繰り返し仕入れられる商品なら、そもそも出品を終わらせない方法が公式に用意されています。
マルチ数量出品は、数量がなくなると出品が終了します。ただし、定期的に再入荷する場合は、在庫なしオプションを使うと、数量を再確保するまで検索結果から非表示にできます。
設定の場所は「出品の設定」です。マルチ数量出品までスクロールし、「在庫なしの場合も出品を進行中の状態に維持」のトグルを選びます。
有効にすると、こうなります。
- 出品者が無効にするまで、既存および今後のすべての一括出品に適用される
- 数量がゼロになっても(売り切れても、数量を調整しても)出品は進行中で維持され、検索結果には表示されなくなる
- 販売可能な数量を増やすと、再び検索結果に表示される
- GTC 出品はいつでも出品者が終了できる

この設定には、3 つ押さえておくことがあります。
1 つ目は、個別の出品ごとの設定ではないこと。有効にすると、既存の一括出品にも今後の一括出品にも一括で適用されます。「この商品だけ」という使い方はできません。
2 つ目は、料金の扱い。GTC 出品には、作成した時点から売り切れるか終了するまで毎月基本出品料が請求されます。ただし在庫なしオプションを有効にしていて、当月の請求期間全体にわたって数量がゼロだった場合、基本出品料とアップグレード料金の返金の対象になる場合があります。
3 つ目は、期限があること。出品の数量が 180 日間連続でゼロである場合、eBay 側で出品を終了します。無期限に置いておけるわけではありません。
そしてもう 1 点。公式は、GTC 出品で在庫なしオプションを使うと、在庫なしによる取引上の不具合を避けるのに役立つと書いています。数量を戻し忘れて売れてしまい、キャンセルするしかなくなる、という経路を減らせるという意味です。
このあと紹介している記事 (4 本)
定期的に出し直すつもりなら、公式はGTCを勧めている
ここまでの内容は、公式ヘルプの 1 行に集約されています。バリエーション出品の再出品について書かれた箇所です。
「出品を再出品する場合、数量がゼロになっているバリエーション情報は、元の数量で再出品されます。現在の在庫に合わせて数量を確認し、更新する必要があります。定期的に再出品する場合は、GTC(継続)出品をお勧めします」(eBay 公式ヘルプ「マルチ数量出品とバリエーション情報を含む出品」)。
定期的に再出品するなら GTC を勧める、と書かれています。定期的な再出品そのものを勧めているわけではありません。
繰り返し扱う商材なら、出品を終わらせずに数量で管理する。一点物なら、出品を残しておく理由が薄いので終了させる。公式の記載を素直に読むと、この 2 つに分かれます。
eBayの再出品でよく言われることを、公式の記載と突き合わせる
再出品には、出所のはっきりしない話が多く付いて回ります。よく見かけるものを、公式ヘルプの記載と 1 つずつ突き合わせます。
| よく言われること | 公式の記載 |
|---|---|
| 検索エンジンが同じ内容の再出品を見抜き、露出を絞る | 検索アルゴリズムの内部動作についての記載は無い。書かれているのは「販売履歴は要因の 1 つ」まで |
| 出品後 14 日間は特別な監視期間がある | 記載は無い |
| 新規出品には一時的な優遇が与えられる | 記載は無い |
| 取り下げてから一定期間寝かせると履歴が消える | 記載は無い。判定を避けるための操作にあたる |
| ウォッチしていた購入者に再出品の通知が届く | 再出品の通知という項目名は、出品者向け・購入者向けのどちらのヘルプにも見当たらない。確認できるのは、終了した出品もウォッチリストに残ること、通知は既定でオンだが購入者側で切れることまで |
| 出し直せば売れるようになる | 記載は無い |
| 定期的に出し直すのが正しい運用 | 「定期的に再出品する場合は GTC 出品をお勧めします」(=出し直すより継続を勧めている) |
書かれていないことは、間違いだと確定したわけではありません。ただ、確認できないことを前提にして運用を組むと、うまくいかなかったときに何を疑えばいいか分からなくなります。
購入者側の通知については、確認できることがあります。ウォッチリストは既定で進行中の出品と終了した出品をまとめて表示し、[状態] のフィルターで分けられます。そしてウォッチリストの商品に関する通知は既定で届きますが、購入者は「コミュニケーション設定 → 購入活動」でオフにできます。
つまり、ウォッチが付いていても、通知が届くかどうかは購入者側の設定次第です。届く前提で判断を組み立てないほうが安全です。
終了させた出品の写真は、90日で使えなくなる
出し直すまでのあいだに、期限がひとつあります。
eBay は終了した出品の写真を保存していて、最大 90 日間表示され、再出品や類似出品で再利用できます。裏を返すと、90 日を過ぎたら、写真を入れ直すところから始まります。
これは「しばらく寝かせてから出し直す」という運用に直接効きます。何日寝かせればよいかという話に公式の根拠は無い一方で、90 日という期限のほうは書かれています。置いておく期間が長いほど、出し直すときの作業量は増えます。
対策はひとつだけです。加工したあとの画像を、自分の手元に残しておいてください。eBay 側の保存を当てにしないでおけば、いつ出し直しても写真から作り直さずに済みます。出品ツールで加工した画像は、保存して手元にダウンロードできます。
一点物なら、出し直す予定が無いまま 90 日が過ぎることもあります。そのときは、写真がもう無い前提で判断してください。残っているつもりで出し直しに取りかかると、思っていたより時間がかかります。
再出品するかどうかを、どの数字で決めるか
出し直すかどうかを感覚で決めていると、何度でも繰り返すことになります。手元で見える数字から決めてください。
見るのは、Traffic レポートの 3 段階です。
検索結果に表示されているか。表示回数がほとんど無いなら、出品が見つかっていません。この場合に出し直しても、同じ内容なら同じ結果になります。直すのはタイトルと項目です。
表示されているのに開かれないか。表示回数はあるのに閲覧が伸びないなら、サムネイルと価格の問題です。これも出し直しでは変わりません。
開かれているのに売れないか。閲覧はあるのに売れないなら、価格・説明・発送条件のどれかです。ここも変更で対応できます。
3 つのどれを見ても、まず出てくる打ち手は「出し直す」ではなく「直す」ことです。出し直しは、直した中身を反映させる手段の 1 つでしかありません。そして固定価格出品なら、終了させずに変更するだけで反映されます。

再出品でやらないほうがよいこと
判断の材料として、避けたほうがよいものを挙げます。
同じ内容のまま出し直すこと。中身が同じなら、変わるのは開始日と料金だけです。表示回数が伸びなかった理由は残ったままになります。
反応が無いたびに取り下げること。公式が早期終了を勧めていないうえ、手動再出品には基本出品料がもう一度かかります。売れなければ料金だけが積み上がります。
同じ商品を、出し直したつもりで二重に出すこと。同一商品の固定価格出品を同時に複数持つことは許可されていません。出し直したあとに元の出品が残っていないかは、必ず確認してください。線の引き方は別の記事にあります。
判定を避けるための操作をすること。何日空ければ新規として扱われるか、という話に沿って運用を組むのは、ルールの中で工夫することとは別の行為です。公式に記載が無いという以前に、目的そのものが避けるべき側にあります。
バリエーション出品を出し直したあと、数量を見ないこと。ゼロだった組み合わせが元の数量で戻ります。
再出品したあとに、何を記録しておくか
出し直しの判断が難しいのは、前回いつ何を変えたかが残っていないからです。同じ商品を 3 回出し直していても、記録が無ければ 3 回とも同じ判断になります。
残しておくのは 4 つです。
- いつ終了させて、いつ出し直したか。表示までに数時間かかるので、開始日は押した日とずれます
- 何を変えたか。タイトルか、価格か、写真か、項目か。変えていないなら「変えていない」と書きます
- 出し直す前の表示回数・閲覧数・ウォッチ数。比較の基準がないと、効いたかどうかが分かりません
- 基本出品料の返金を確かめたか。売れた場合に返金の対象になるので、請求書で返金を確かめたかどうかが分かる形にしておきます
この 4 つがあると、2 回目以降の判断が「なんとなく反応が無いから」ではなくなります。変えた場所と結果が対応づくからです。
Trade Force で、出品と在庫をひとつの画面にまとめる
再出品の判断が重くなる原因のひとつは、出品の状態と手元の在庫が別の場所にあることです。どの出品が生きていて、どれに在庫が残っていて、どれを直したのかが、画面をまたいでしか分かりません。
Trade Force は、商品・在庫・出品・注文・発送・売上をひとつの画面で管理する、越境 EC セラー向けの OMS です。eBay に出している既存の出品を取り込んで、画面から公開や修正の反映ができます。出品文とコンディション説明はテンプレートとして持てるので、直した内容を次の出品にも引き継げます。
売れたら注文が自動で取り込まれ、入荷と出荷のタスクが作られます。出品を直したのか、在庫が無いのか、まだ売れていないだけなのかを、同じ画面で切り分けられる形にしておくと、出し直すかどうかの判断が記録の上でできるようになります。
まとめ
eBay の再出品は、押せば新しくなるボタンではありません。公式ヘルプに書かれていることを並べると、輪郭がはっきりします。
自動再出品はオークション型の機能で、期間 5 日以上なら最大 8 回まで無料。ただし新規出品者と不定期出品者の出品にしか表示されません。
固定価格出品は GTC が既定で、売れるか終了するまで毎月自動更新されます。再出品が必要になるのは、自分で終了させたときだけです。
手動再出品には基本出品料がもう一度かかります。売れた場合は返金の対象になりますが、同じ形式・90 日以内・手動での再出品は初回、などの条件をすべて満たしたときだけです。
eBay は早期終了を強く勧めていません。正当な理由として挙がっているのは、紛失・破損・販売不可と、価格の間違いだけです。
繰り返し仕入れる商材なら、出し直さずに済ませる方法があります。在庫なしオプションを有効にすれば、数量がゼロでも出品は維持されます。ただし全一括出品に適用され、180 日連続でゼロになると eBay が終了させます。
そして公式は、定期的に再出品するなら GTC 出品を勧めています。出し直しを前提にした運用は、公式が案内している方向とは逆を向いています。
反応が無い出品に対して最初に取るべき手は、終了させることではなく、中身を直すことです。固定価格なら、終了させずに変更するだけで反映されます。
よくある質問
Q1.再出品と、出品を変更するのはどちらがよいですか
タイトル・価格・写真・項目を直したいだけなら、変更で足ります。公式も、出品を早期に終了する代わりに変更や価格の変更ができる場合があると案内しています。
固定価格出品は GTC で自動更新され続けるので、変更した内容はそのまま反映されます。終了させると基本出品料がもう一度かかります。
Q2.自動再出品の設定が見当たりません
自動再出品オプションは、新規出品者および不定期出品者によって作成された出品でのみ利用できます。それ以外の出品者には表示されません。
また、自動再出品はオークション型出品の機能です。固定価格出品は GTC で毎月自動更新されるので、この設定自体がありません。
Q3.再出品したら販売実績の表示は戻りますか
新しい出品として始まるため、積み上がっていた表示は引き継がれません。
繰り返し仕入れられる商材なら、在庫なしオプションを使って出品を終わらせない方法があります。数量がゼロでも出品は維持され、数量を戻せば検索結果に再び表示されます。
Q4.再出品の基本出品料は返ってきますか
手動で再出品した商品が売れた場合は、返金の対象になります。ただし、元の出品と同じ形式であること、元の出品の終了から 90 日以内であること、その商品の手動の再出品が初めてであることなど、eBay のヘルプ(手数料の返金)が挙げる条件をすべて満たす必要があります。
ヘルプの書き方は、再出品のページでは「申請できる」、手数料の返金のページでは「自動で返金される」と揃っていません。売れたら請求書で返金を確かめ、条件を満たしているのに無ければ問い合わせてください。
売れなかった場合は戻りません。出し直した回数だけ料金が積み上がります。
Q5.出品を定期的に取り下げて出し直すのは有効ですか
公式ヘルプには、その効果についての記載がありません。書かれているのは、早期終了を強くお勧めしないことと、オークション出品を定期的に終了する場合はアカウントに制限が課される場合があることです。
バリエーション出品の説明では、定期的に再出品する場合は GTC 出品を勧める、と明記されています。
Q6.しばらく寝かせてから出し直すと、扱いが変わりますか
寝かせる期間について、公式ヘルプには記載がありません。何日空ければ新規として扱われる、という話の出所はたどれません。
一方で、期限のほうは書かれています。終了した出品の写真が保存されるのは最大 90 日間で、その間は再出品や類似出品で再利用できます。過ぎれば、写真を入れ直すところからになります。
判定を避けるために期間を空けるという発想ではなく、手元に画像を残しておけば、いつ出し直しても同じ手間で済むと考えるほうが確実です。
Q7.返金したら出品が勝手に復活していました
返品またはキャンセルされた注文に対して購入者に返金を行うと、その商品は自動的に再出品されます。
返金の操作画面にある「商品を再出品」または「キャンセル後に商品を再出品」のチェックを外すと、再出品されません。在庫が残っていない商品を返金する場合は、先にこのチェックを確認してください。
Q8.バリエーション出品を再出品するときの注意点はありますか
数量がゼロになっているバリエーションは、元の数量で再出品されます。現在の在庫に合わせて、出し直した直後に数量を確認して更新してください。
Q9.売れ残ったオークションを、固定価格で出し直せますか
できます。eBay のヘルプ(一括出品ツール)によると、Seller Hub の売れ残りの出品から「固定価格として再出品」を選べます。複数の出品をまとめて選んで実行することもできます。
ただし、形式を変えた再出品は、基本出品料の返金の対象から外れます。返金の条件のひとつが、元の出品と再出品が同じ形式であることだからです。固定価格にすると GTC で毎月自動更新されるので、以後は再出品ではなく変更で直していく運用になります。
参照リンク
- eBay 公式「商品の再出品」(自動再出品の回数と条件、固定価格出品の GTC による月次更新、手動再出品の基本出品料と返金の申請、返金時の自動再出品)
- eBay 公式「手数料の返金」(再出品の基本出品料が返金の対象になる条件、条件を満たせば自動で返金されること)
- eBay 公式「一括出品ツール」(売れ残りの出品から「固定価格として再出品」を選べること)
- eBay 公式「出品を終了する」(早期終了を強く勧めないこと、正当な理由、オークション出品を定期的に終了した場合のアカウント制限)
- eBay 公式「マルチ数量出品とバリエーション情報を含む出品」(在庫なしオプションの設定と挙動、180 日連続ゼロでの終了、基本出品料の返金、販売履歴がベストマッチの要因の 1 つであること、定期的な再出品には GTC を勧めること)
- eBay 公式「出品への画像追加」(終了済みの出品の写真を最大 90 日間保存し、再出品や類似出品で再利用できること)
- eBay 公式「ウォッチリスト」(終了した出品もウォッチリストに残ること、通知は既定でオンだが購入者側でオフにできること)






