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eBayのリサーチから出品までを1本のフローにする|ボトルネックの見つけ方

この記事の3行要約

  • リサーチと出品を別々に最適化しても全体は変わらない。1商品を通す流れとして見る
  • どこが重いかは感覚と実測がずれる。他人の平均ではなく、自分の3商品を測る
  • 詰まり方には型がある。需要確認・情報取得・英語・出品設定で、それぞれ外し方が違う
目次

はじめに

リサーチはできる。出品もできる。それなのに、1 日でこなせる商品数が思ったほど増えない。

この状態のとき、原因は個々の作業ではなく流れのほうにあることがよくあります。

リサーチだけ速くしても、出品まで終わらなければ売上にはなりません。逆に出品だけ速くしても、リサーチが雑なら売れない在庫が増えるだけです。1 商品を選んでから公開するまでを 1 本の流れとして見ると、どこで詰まっているかが見えてきます。

この記事は、その流れの地図です。6 つのステップで何を決めるのか、それぞれの詳しい話はどこにあるのか、そして自分のボトルネックをどう見つけるかを書きます。

先に断っておくと、「この工程は平均何分」という数字は出しません。他人の平均を知っても、自分のどこが重いかは分からないからです。代わりに、自分で測る方法を書きます。

リサーチと出品を、別々の作業にしない

まず、なぜ流れとして見るのかを整理します。

片方だけ速くしても、全体は変わらない

工程が直列につながっているとき、全体の速さを決めるのはいちばん遅い工程です。

リサーチが速くなっても、英語のタイトルを書くところで詰まっていれば、1 商品あたりの時間はほとんど変わりません。速くする対象を間違えると、努力が結果に出ません。

だから、最初にやることは効率化ではなく、どこが遅いのかを知ることです。

まとめてやるか、1商品ずつ通すか

リサーチをまとめて 10 商品ぶんやり、出品はあとからまとめてやる。この進め方は、一見すると効率的に見えます。

ただ、間に時間が空くと調べたことを思い出す作業が挟まります。この商品の仕入れ先はどこだったか、いくらで売れていたか、なぜこれを選んだのか。メモを見返す時間が、商品の数だけ発生します。

慣れるまでは、1 商品をリサーチから公開まで通すほうが速いことが多いです。判断した内容が頭に残っているうちに出品まで終わるからです。

一方で、同じ種類の作業を続けたほうが速い工程もあります。写真の撮影と加工がそれです。ここは 1 商品ずつやるより、まとめて処理するほうが手が止まりません。

全体を通すのは 1 商品ずつ、素材の準備はまとめて。この組み合わせが、切り替えの手間といちばん折り合います。

まとめて処理するときは、途中まで作った出品を下書きとして保存しておけます。

6つのステップで、何を決めるか

流れを 6 つに分けます。それぞれ何を決めているかと、詳しく知りたいときの行き先を並べます。

#ステップ決めること
1需要の確認その商品が売れているか。いくらで売れているか
2仕入れ判断仕入れて利益が残るか
3商品情報の取得型番・スペック・付属品・状態
4タイトルと説明文検索でどう見つかるか。届いたときにずれないか
5Item Specifics と価格絞り込みに出るか。手取りがいくらになるか
6出品と、その後の監視公開して、仕入れ先の在庫と反応を追う

1. 需要の確認

見るのは 2 つです。直近で売れている件数と、実際に売れた価格です。

道具は 2 つあります。eBay の検索を Sold に絞る方法と、Seller Hub の Product Research です。前者は直近の成約を見るのに向き、後者は中長期の傾向と季節性を見るのに向きます。

Product Research のデータは 3 年分あり、期間は 1 日から 3 年まで指定できます。「12 か月分まで」と説明されていることがありますが、実際にはもっと長く遡れます。

判断の基準値は既存の記事にまとめてあります。本記事では基準を作り直しません。

道具の使い方そのものは、こちらです。

2. 仕入れ判断

計算の形は単純です。

利益 = 売れる価格(円換算) − 仕入れ値 − 国際送料 − eBay の手数料 − 梱包費
利益率 = 利益 ÷ 売れる価格(円換算)

ここで大事なのは、売れる価格に「実際に売れた価格」を使うことです。出品中の価格を使うと、売れていない価格を前提に計算することになります。

手数料の率と、利益計算の詳細はこちらです。

送料は、重量と地帯で大きく変わります。ここを概算で済ませると、利益率の計算が丸ごとずれます。

3. 商品情報の取得

型番、スペック、付属品、状態。出品に書く材料を集める工程です。

見落とされがちですが、ここは仕入れ先の選び方に影響されます。商品ページに情報が揃っている仕入れ先と、写真だけの仕入れ先では、この工程の重さがまったく違います。

4. タイトルと説明文

英語で書く工程です。多くのセラーにとって、ここがいちばん重い場所になります。

タイトルで決めるのは検索での見つかり方、説明文で決めるのは届いたあとの認識のずれです。別々の目的を持った文章なので、片方の型をもう片方に流用しても効きません。

5. Item Specifics と価格

Item Specifics は、買い手が絞り込みで自分の出品を見つけられるかを決めます。価格は手取りを決めます。

このステップは、2 で計算した結果をそのまま入れる場所です。ここで改めて考え直していると、2 をやった意味がなくなります。

6. 出品と、その後

出品画面の入力と公開です。各欄で何を決めているかは、別の記事にまとめてあります。

そして、公開したらフローが終わるわけではありません。この点は後半で扱います。

6 つのステップで決めること — 需要の確認(その商品が売れているか。実際にいくらで売れているか)、仕入れ判断(手数料と送料を引いて利益が残るか。出品中の価格では計算しない)、商品情報の取得(型番・スペック・付属品・状態。仕入れ先の選び方でここの重さが変わる)、タイトルと説明文(検索での見つかり方と、届いたあとの認識のずれ。別々の目的を持つ)、Item Specifics と価格(絞り込みに出るか。仕入れ判断で出した数字をそのまま入れる)、出品と、その後の監視(公開して終わりではない。仕入れ先の在庫と反応を追い続ける)、全体の速さを決めるのは、いちばん遅い工程。速くする対象を間違えない

自分のボトルネックを見つける

ここが、この記事でいちばん書きたかったところです。

感覚と実測はずれる

「どの工程がいちばん時間がかかっていますか」と聞かれたら、たいていの人は答えられます。ただ、その答えが実際といつも一致するわけではありません。

理由は 2 つあります。ひとつは、つらい工程と長い工程が違うこと。英語を書くのは気が重いですが、実際には仕入れ先ページとの往復のほうが長い、ということがあります。

もうひとつは、細切れの時間が見えにくいことです。1 回 30 秒の確認を 10 回繰り返しても、記憶には残りません。

だから、測ります。

測り方

大がかりな計測は要りません。必要なのは時計とメモだけです。

  1. 1 商品を、リサーチから公開まで通しでやる。途中で別のことをしない
  2. 工程が変わるたびに、時刻だけメモする。かかった時間ではなく、開始時刻を書く
  3. 公開まで終わったら、引き算で工程ごとの時間を出す
  4. これを 3 商品ぶん繰り返す

2 が実用上のコツです。「この工程に何分かかったか」を測ろうとすると、測ること自体が作業を邪魔します。時刻だけ書けば、作業は止まりません。

4 も外せません。1 商品だけだと、その商品固有の事情が混ざります。たまたま情報が見つからなかった商品を基準にすると、実際にはボトルネックでない工程を直すことになります。

記録はこの形で足ります。

工程開始時刻かかった時間詰まった理由
需要の確認
仕入れ判断
商品情報の取得
タイトルと説明文
Item Specifics と価格
出品

右端の欄がいちばん価値があります。時間が長かった理由が書いてあれば、直す場所が具体的になります。「情報が見つからなかった」と「英語が出てこなかった」では、打ち手がまったく違います。

自分の所要時間を測る — 1 商品を通しでやる(リサーチから公開まで、途中で別のことをしない)、工程が変わるたびに時刻をメモ(かかった時間ではなく開始時刻。これなら作業が止まらない)、引き算で工程ごとの時間を出す(詰まった理由も一行そえる。ここがいちばん価値がある)、3 商品ぶん繰り返す(1 商品だとその商品固有の事情が混ざる)、つらい工程と長い工程は違う。感覚で選ばず、測ってから直す

詰まり方には型がある

3 商品ぶん測ると、たいてい次のどれかに当てはまります。

型1:需要の確認で止まる

調べても決められず、検索し直しては別の商品を見て、また戻ってくる。この型です。

原因は情報不足ではなく、判断の基準を持っていないことです。基準がないと、いくら調べても「決めていい」と思える瞬間が来ません。

外し方は単純で、先に基準を決めることです。何件売れていたら候補にするのか、利益率が何%を下回ったら見送るのか。基準があれば、基準に当てはめて終われます。

基準は既存の記事にあります。自分で作り直す必要はありません。

型2:商品情報の取得で止まる

仕入れ先のページと出品画面を何度も往復している。スペックの読み取りに時間がかかる。

この型は、扱う商材が散らばっているときに起きます。毎回違うジャンルの商品を扱うと、どこに何が書いてあるかを毎回探すことになります。

外し方は、商材を絞ることです。同じジャンルなら、2 品目からは見る場所が分かっています。仕入れ先の選び方でも変わります。

型3:英語で止まる

タイトルが決まらない。説明文が書き出せない。

この型がいちばん多いと思います。外し方は 2 つあります。

型を作る。 カテゴリごとに並び順を決めておけば、毎回ゼロから考える必要がなくなります。

海外のセラーの書き方を拾う。 同じ商品を売っている出品を見て、使われている語を集めます。自分で英作文するより、買い手が使っている言葉を拾うほうが確実です。

型4:出品設定で止まる

送料、返品条件、カテゴリ。毎回同じところで迷う。

この型は、設定に移せば工程ごと消えます。支払い・配送・返品はテンプレートとして登録できますし、カテゴリごとの入力値も表にできます。

ここは効率化の話そのものなので、別の記事にまとめてあります。

詰まり方の 4 つの型 — 需要の確認で止まる(情報不足ではなく判断の基準がない。先に線を引けば終われる)、商品情報の取得で止まる(商材が散らばっている。絞れば 2 品目から見る場所が分かる)、英語で止まる(型を作る。自分で英作文せず、海外セラーが使う語を拾う)、出品設定で止まる(設定に移せば工程ごと消える。テンプレートと入力表を持つ)、設定に移せる工程から直す。消える工程のほうが効果が長く続く

フローに入る前に、一度だけ決めておくこと

型 1 と型 4 に共通しているのは、フローの中で決めようとしていることです。本来なら、入る前に一度決めておけば済みます。

一度だけ決めて、以後は使い回せるものを並べます。

決めておくもの決めておかないと起きること
仕入れの判断基準(件数・利益率の線)需要確認が終わらない。調べ続けて次へ進めない
扱うジャンルの範囲商品ごとに情報の探し方が変わり、毎回時間がかかる
カテゴリごとのタイトルの並び順毎回ゼロから英語を組み立てることになる
カテゴリごとの Item Specifics の値と表記値が揺れて、あとから一括で直せなくなる
支払い・配送・返品の条件出品のたびに送料と返品条件を入力する
売れなかったときの判断期限動かない出品が積み上がり、出品枠を使い続ける

この 6 つは、商品ごとに変えるものではありません。それなのにフローの中で毎回考えていると、1 商品あたりの時間がそのぶん増えます。

先に決めるのが難しいと感じるかもしれませんが、最初は暫定で構いません。やってみて合わなければ変えればいい種類のものです。決まっていない状態のほうが、毎回の判断コストとして高くつきます。

基準は、他人のものを借りていい

判断基準を自分で作ろうとすると、それ自体に時間がかかります。

最初は既存の基準をそのまま使ってください。何件売れていたら候補にするか、利益率が何%を下回ったら見送るか。こうした線は、すでに記事の形で整理してあります。

自分の商材に合わないと分かってきたら、その時点で調整すれば十分です。基準がないまま調べ続けるより、借り物の基準で回して修正するほうが早く進みます。

3商品を測ったあとにやること

測って終わりにすると、次の週には元に戻ります。手順にしておきます。

いちばん長かった工程を 1 つだけ選ぶ

複数を同時に直そうとすると、何が効いたのか分からなくなります。1 つだけ選んでください。

選ぶときは、時間の長さだけでなく「詰まった理由」の欄も見ます。同じ長さなら、設定に移して消せる工程のほうを先に選びます。消える工程は、一度直せば以後ずっと効くからです。

打ち手を 1 つ決めて、次の 3 商品で試す

型ごとの外し方は前節のとおりです。そのうちひとつを選んで、次の 3 商品に適用します。

このとき、測り方は変えないでください。同じ測り方でないと、前後を比べられません。

変化がなかったら、原因の見立てを疑う

打ち手を試しても時間が変わらないなら、ボトルネックの読み方が違っていた可能性があります。

よくあるのは、英語で止まっていると思っていたが、実際にはその前の情報取得が終わっていないから書けなかったというケースです。書く材料が揃っていなければ、いくら型を用意しても手は動きません。

工程は前後がつながっています。直したい工程の 1 つ前を見ると、原因が見つかることがあります。

公開したあとも、フローの一部

出品して終わり、と考えていると、後半で詰まります。1 商品のフローは、売れて発送するまで続きます。

仕入れ先の在庫と価格を追う

売れてから仕入れる運用をしているなら、出品したあとも仕入れ先の状態が変わり続けます。

在庫切れに気づかないまま注文が入ると、キャンセルすることになります。このキャンセルは取引不良率(Defect Rate)に計上されるので、1 件の機会損失では終わりません。

価格も同じです。仕入れ値が上がっていれば、計算していた利益率は成立しません。

表示回数とクリックを見る

公開から数日たったら、表示されているのか、表示されてクリックされていないのかを見ます。どちらが少ないかで、直す場所が変わります。

売れなかったときの判断を先に決めておく

これが抜けていると、売れない出品が積み上がります。

出品したまま何か月も動かない商品は、不良在庫です。出品枠も使い続けます。

価格を下げるのか、写真を撮り直すのか、やめるのか。判断の期限を先に決めておくと、その都度悩まずに済みます。

1商品の流れが整ったら、1週間の流れで見る

ここまでは 1 商品を通す話でした。回るようになったら、視点をひとつ上げます。

毎日少しずつか、日を決めるか

同じ月に同じ数を出すとしても、進め方には 2 通りあります。

毎日少しずつ通す

  • 毎日 1〜2 商品を、リサーチから公開まで通す
  • 判断が頭に残っているうちに終わるので、思い出す手間がない
  • 1 日の中で工程の切り替えが何度も起きる

工程ごとに日を決める

  • 撮影の日、英語を書く日、出品する日を分ける
  • 同じ作業が続くので、手が止まりにくい
  • 前の工程の記憶が薄れるため、メモを残す必要がある

どちらが速いかは、扱う商材と自分の生活で変わります。ただ、選ぶときの目安はあります。

商材が固定されていて、判断に迷わないなら工程ごとに日を決めるほうが速くなります。思い出す材料が少なくて済むからです。逆に、商品ごとに判断が要るなら毎日通すほうが安全です。

出品しない日を作らない

どちらの進め方でも、共通して効くことがひとつあります。出品が完全に止まる日を作らないことです。

リサーチだけの日、撮影だけの日が続くと、売上につながる行為が数日発生しません。在庫は増えているのに公開されていない、という状態が生まれます。

工程ごとに日を分ける場合でも、その日の終わりに 1 品でも公開すると決めておくと、この状態を避けられます。下書きが溜まっているなら、そこから 1 品出すだけで構いません。

週に一度、溜まっているものを見る

週の終わりに 3 つだけ確認してください。

  • 下書きに残っている出品。公開できるものが放置されていないか
  • 売れていない出品。判断期限を過ぎたものがないか
  • 仕入れたが出品していない在庫。手元にあるのに公開されていないもの

この 3 つは、どれもフローの途中で止まっているものです。新しい商品を探す前に、止まっているものを流すほうが早く売上になります。

フローを止めないための3つ

最後に、通しでやるときに効く原則を挙げます。

判断の基準を、フローに入る前に決めておく。 途中で基準を考え始めると、そこで流れが止まります。基準は商品ごとに変えるものではありません。

分からないことが出てきたら、下書きに逃がす。 調べないと進めない項目に当たったとき、その場で調べ始めると、そこでフローが止まります。下書きに保存して次の商品へ進み、調べる時間はまとめて取るほうが速く回ります。

1 周したら、記録を残す。 決めたこと、詰まったこと、次はこうする、の 3 行で足ります。これがないと、次の商品でも同じところで止まります。

フローの後半を1か所につなぐ

前半(リサーチと判断)は、道具より基準の問題です。後半(出品してから売れて発送するまで)は、追いかける対象が増える分、記録の問題になります。

私たちが開発している Trade Force は、商品・在庫・出品・注文・発送・売上をひとつの画面で管理する定額制の OMS(受注管理システム)です。

ステップ 6 の「その後」にあたる部分を引き受けます。在庫監視ツールが仕入れ先のサイトを巡回して在庫と価格の変化を検知し、売れた注文は自動で取り込まれて入荷・出荷のタスクが作られます。前節で挙げた「週に一度、止まっているものを見る」の材料が、探しに行かなくても画面に出てくる形です。

ステップ 2 の答え合わせもできます。期間を指定すれば、販売数・注文数・売上金額・手数料・返金額・入金額が集計されるので、仕入れ判断で計算した利益率が実際どうだったかを突き合わせられます。出品文とコンディション説明のテンプレートも登録できるので、型 3 と型 4 の対策はここに置けます。

一方、フローの前半は道具では解けません。リサーチの機能や需要のデータを提供するものではないので、何を売るかを決めるのはセラーのままです。ツールが引き受けるのは、決めたあとの記録と、変化への気づきだけです。

まとめ

フロー全体の話を、要点だけに畳んでおきます。

リサーチと出品は 1 本の流れです。 片方だけ速くしても、全体の速さは変わりません。

全体を通すのは 1 商品ずつ、素材の準備はまとめて。 判断が頭に残っているうちに公開まで終わらせるほうが、思い出す手間が減ります。

どこが重いかは、感覚と実測がずれます。 つらい工程と長い工程は違います。

測るのは時刻だけで足ります。 工程が変わるたびに時刻をメモして、あとで引き算する。これを 3 商品ぶん。

詰まり方には型があります。 需要確認なら基準がない、情報取得なら商材が散らばっている、英語なら型がない、出品設定なら設定に移していない。それぞれ打ち手が違います。

公開したらフローが終わるわけではありません。 仕入れ先の在庫と価格、表示回数とクリック、売れなかったときの判断。ここまでが 1 商品です。

そして、基準を先に決めておくことです。フローが止まる原因の多くは、情報が足りないことではなく、決める材料を持たずに調べ始めることにあります。

よくある質問

Q1.

リサーチをまとめてやるのと、1商品ずつ通すのはどちらがいいですか

A1.

慣れるまでは 1 商品ずつ通すほうが速いことが多いです。

理由は、間に時間が空くと調べたことを思い出す作業が挟まるからです。仕入れ先はどこだったか、いくらで売れていたか、なぜこれを選んだのか。メモを見返す時間が、商品の数だけ発生します。

ただし、写真の撮影と加工のように、同じ作業を続けたほうが速い工程もあります。全体の流れは 1 商品ずつ、素材の準備はまとめてという組み合わせが現実的です。

Q2.

所要時間を測るのが面倒です

A2.

測るのは時刻だけで足ります。工程が変わったときに時計を見てメモする。それだけです。

「この工程に何分かかったか」を測ろうとすると、測ること自体が作業を邪魔します。開始時刻を書いておけば、あとから引き算で出せます。

そして、これは毎回やる必要はありません。3 商品ぶんやって、どこが重いかが分かればいったん終わりです。改善したあとに、また 3 商品ぶん測って比べてください。

Q3.

どの工程から改善すればいいですか

A3.

測った結果でいちばん長かった工程からです。感覚で選ばないでください。

そのうえで、同じ長さなら「設定に移せる工程」から手を付けてください。送料や返品条件のように、事前に決めておけば工程そのものが消えるものは、一度やれば以後ずっと効きます。

英語のように、型を作っても毎回それなりに時間がかかる工程は、消えるのではなく短くなるだけです。効果の持続を考えると、消えるほうが先です。

Q4.

調べても仕入れるかどうか決められません

A4.

判断の基準を持っていない可能性が高いです。

情報が足りないのではなく、「これなら仕入れる」という線を引いていないと、いくら調べても決めていいと思える瞬間が来ません。結果として、調べ続けて時間だけが過ぎます。

先に基準を決めてください。何件売れていたら候補にするか、利益率が何%を下回ったら見送るか。基準に当てはめて、外れたら次へ行く。これで需要確認の工程は終われるようになります。

Q5.

出品したあと、何を見ればいいですか

A5.

3 つです。

仕入れ先の在庫と価格。 売れてから仕入れる運用なら、出品したあとも仕入れ先の状態は変わり続けます。在庫が切れているのに気づかず注文が入ると、キャンセルになり取引不良率に残ります。

表示回数とクリック数。 表示されていないのか、表示されてクリックされていないのかで、直す場所が変わります。

売れない期間。 何か月も動かない出品は不良在庫で、出品枠も使い続けます。価格を下げるかやめるかの判断期限を、出品する時点で決めておいてください。

参照リンク

本記事で数値・仕様に触れた部分の出典です。仕様は変更されることがあるため、実際の判断にあたっては最新の内容をご確認ください。

この記事を書いた人

Trade Force 運営チーム

Trade Force 運営チーム

越境EC向け販売管理ツール「Trade Force」の運営チーム。自らも eBay で日本のトレーディングカードを販売しており、現場の実体験に基づく情報を発信しています。

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