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eBay副業の始め方|出品より先に決める、規程・届出・住民税・撤退ライン

この記事の3行要約

  • 最初に見るのは相場でも商材でもなく、自分の勤務先の就業規則。公務員は承認・許可の要否から確認する
  • 開業届の期限は確定申告期限まで緩和されたが、青色申告承認申請は開業から2か月以内のまま。急ぐのは後者
  • 住民税の徴収方法は令和6年度から既定値が特別徴収に変わった。選ばなければ給与から天引きされる
目次

はじめに

eBay副業を始めようとして最初に調べるのは、たいてい「何が売れるか」です。

けれど、出品ボタンを押す前に決めておいたほうがよいことが、いくつかあります。あとから戻れないもの、期限があるもの、順番を間違えると余計な手間が増えるもの。この記事では、そういうものだけを集めました。

扱うのは6つです。勤務先の規程、開業届、住民税、古物商許可の要否、時間と資金の前提、そして続けるかどうかを判断する期限。順番にも意味があります。

規程の確認がいちばん上にあるのは、ここで止まる可能性があるからです。下の階層から手をつけると、投じたあとで引き返すことになります。

いくら稼げるかの試算と、始めたあとの伸ばし方は、この記事では扱いません。それぞれ専用の記事があるので、必要なところで送ります。

この記事の位置づけ

本記事は国税庁・厚生労働省・市区町村が公開している情報をもとに、eBay輸出を副業で始める場合に関わる部分を一般的に整理したものです。特定の申告内容や、勤務先との関係についての助言ではありません。副業が可能かどうかを決めるのは勤務先の規程です。税務の最終的な判断は税理士または所轄の税務署に、住民税の扱いはお住まいの市区町村にご確認ください。記載した制度は執筆時点のもので、改正により変更されることがあります。

eBay副業で最初に確認するのは、勤務先の就業規則

相場でも商材でもありません。自分の勤務先が副業をどう扱っているか、が最初です。

厚生労働省のモデル就業規則は、副業・兼業の条でこう定めています。

労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる。

そのうえで、労働者からの届出に基づき、次のいずれかに該当する場合には禁止または制限することができる、と続きます。

  1. 労務提供上の支障がある場合
  2. 企業秘密が漏洩する場合
  3. 会社の名誉や信用を損なう行為や、信頼関係を破壊する行為がある場合
  4. 競業により、企業の利益を害する場合

ここで大事なのは、これはモデルであって、自分に適用されるものではないという点です。実際に効くのは勤務先の就業規則です。届出制なのか、許可制なのか、そもそも規定がないのか。それを読むところからしか始まりません。

越境ECは上の4つのどれにも当たりにくい形の副業だと思いますが、当たらないと自分で判断することと、規程を確認することは別です。届出制なら届け出る。判断に迷うなら人事に聞く。ここを飛ばして始めると、あとで規程違反として扱われたときに、売上がいくらあっても意味がなくなります。

副業が可能かどうかを決めるのは、税制でも住民税の納め方でもなく、勤務先の規程です。

就業規則のどこを読めばよいか

就業規則に「副業」という見出しがあるとは限りません。探すときは、次の言葉を手がかりにすると見つかります。

  • 副業・兼業
  • 二重就職・二重雇用
  • 服務規律のなかの「会社の許可なく他の業務に従事しない」といった条項
  • 競業避止に関する条項

規定の形は大きく3つに分かれます。禁止なのか、許可制なのか、届出制なのか。届出制なら、何を届け出るのかが決まっているはずです。業務の内容、想定する時間帯、継続する期間といった項目が並ぶことが多いので、事前に書ける形にしておくと手続きが1回で済みます。

規定が見当たらない場合もあります。そのときは、就業規則そのものがどこにあるかを人事に聞くところからです。「書いていないから自由」と自分で結論を出さないほうがよいと考えています。服務規律の一般条項で読める余地があるうえ、あとから問題になったときに、確認した記録が残っていないと説明が難しくなるからです。

公務員は、規程の確認ではなく承認・許可の確認になる

公務員の場合、枠組みそのものが違います。

根拠内容
国家公務員法第103条人事院の承認を得た場合を除き、自ら営利企業を営んではならない
国家公務員法第104条報酬を得て事業・事務に従事する場合は、内閣総理大臣及び所轄庁の長の許可が要る
地方公務員法第38条営利企業への従事等には任命権者の許可が要る

会社員のように「就業規則にどう書いてあるか」を読む話ではなく、承認または許可の手続きがあるかどうかを確認する話になります。所属先の人事担当に確認するのが確実です。

eBay副業の始め方として、開業届を出すかどうかを決める

次は税務署への届出です。ここには期限があります。

手続期限
個人事業の開業・廃業等届出書事業の開始等の事実があった日の属する年分の確定申告期限まで
所得税の青色申告承認申請書原則その年の3月15日まで。その年1月16日以後に開業した場合は業務を開始した日から2月以内

この2つは、期限の性質がまったく違います

開業届のほうは、以前は「事業の開始等の事実があった日から1月以内」でした。現在は開業した年分の確定申告期限までに緩和されています。1月以内と書いている解説をまだ見かけますが、国税庁が示している期限はこちらです。

一方、青色申告承認申請書の期限は動いていません。その年の1月16日以後に開業したなら、開業から2月以内です。これを出し損ねると、その年は青色申告ができません。

つまり、急ぐ理由があるのは青色申告承認申請書のほうです。開業届に合わせてゆっくり構えると、こちらの期限だけが先に切れます。2つを同時に出すのが、いちばん手間の少ない形になります。

青色申告特別控除は3段階あります。

金額条件
65万円正規の簿記(複式簿記)で記帳し、電子帳簿保存またはe-Taxで申告する
55万円正規の簿記で記帳し、貸借対照表と損益計算書を添付して期限内に申告する
10万円上記以外の青色申告者

ただし、青色申告ができるのは不動産所得・事業所得・山林所得がある人です。雑所得では青色申告できません。eBay輸出の所得がどちらに区分されるかは、記帳と保存の実態で変わります。

開業届を出す

  • 青色申告承認申請とセットで出せば、控除の選択肢が広がる
  • 屋号での取引や口座開設がしやすくなる
  • 記帳と保存を前提にした運用に、最初から寄せられる

出さずに様子を見る

  • 記帳の負担を先送りできる
  • ただし、青色申告承認申請の期限は待ってくれない
  • 事業として続けることが決まってから出すと、初年度は白色になる

決め方としては、続けるつもりがあるなら早めに出すほうが選択肢が減りません。逆に、まず数か月試してから判断したいという場合は、青色申告が翌年からになることを承知のうえで見送る、という整理になります。

本業を離れる可能性がある方は、雇用保険の基本手当との関係を先にハローワークへ確認してください。基本手当は失業の状態にあることが要件で、事業を始めているかどうかは実態で判断されます。ここは断定できる形ではないので、自分の状況を持って窓口で聞くのが確実です。

急ぐのは、青色申告承認申請書のほう — 確定申告期限まで 個人事業の開業・廃業等届出書(事業を開始した年分の確定申告期限まで。以前の「1 月以内」から緩和された)、開業から 2 月以内 所得税の青色申告承認申請書(原則はその年の 3 月 15 日まで。1 月 16 日以後に開業した場合はこちら。期限は動いていない)、出し損ねた場合 その年は青色申告ができない(翌年まで待つことになる。開業届と一緒に出すのが手間が少ない)、開業届に合わせて構えると、青色申告承認申請書の期限だけが先に切れる

所得の区分や、経費として何が認められるかといった申告そのものの話は、別の記事で扱っています。

eBay副業の住民税は、始める前に仕組みを知っておく

住民税は、副業の記事でいちばん誤った情報が流通している部分です。現在の制度は、よく紹介されている説明と食い違っています

押さえるのは3点です。

給与に係る住民税は、そもそも選べない

複数の給与がある場合、すべての給与を合算して税額を計算し、主たる給与の支払者から特別徴収されます。副業がアルバイトなどの給与所得なら、普通徴収を選ぶ余地はありません

eBay輸出の所得は給与所得ではないので、この制約の対象にはなりません。ただし「副業なら普通徴収を選べる」という一般化は成り立たない、ということです。

給与以外の所得は普通徴収を選べるが、既定値が変わった

給与・公的年金等以外の所得に係る住民税は、確定申告書第二表の「給与、公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法」の欄で、特別徴収か普通徴収かを選べます。

問題は、選ばなかったときにどうなるかです。

年度選択しなかった場合
令和5年度まで普通徴収
令和6年度以降特別徴収

既定値が逆になりました。以前の説明をそのまま信じて欄を空けたままにすると、意図しない側に倒れます。選ぶなら、確定申告のたびに毎回選ぶものだと考えておくのが安全です。

所得税の申告が不要でも、住民税の申告は残る

給与を1か所から受けていて、給与所得と退職所得以外の所得の合計額が20万円以下なら、所得税の確定申告は不要とされています。

一方で、住民税にはこの規定がありません。市区町村の説明では、こう整理されています。

住民税においてはこのような源泉徴収制度はなく、他の所得と合算して税額が計算されることとなりますので、給与所得以外の所得がある場合には所得の多寡にかかわらず市区町村へ申告しなければなりません

所得税の確定申告をしないなら、市区町村へ住民税の申告を別途行うことになります。所得税と住民税は別の手続きだ、という一点だけ覚えておけば十分です。

住民税で押さえるのは 3 点 — 給与に係る分は選べない(複数の給与があっても合算され、主たる給与の支払者から特別徴収される)、給与以外の所得は選べる(確定申告書第二表の「給与、公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法」欄で指定する)、既定値が令和 6 年度から変わった(選択しなかった場合、令和 5 年度までは普通徴収。令和 6 年度以降は特別徴収になる)、所得税の確定申告が不要でも、住民税の申告は別に残る

この記事では、住民税を「勤務先に知られないための手段」としては扱いません。順序としては勤務先の規程の確認が先で、そこが済んでいれば、徴収方法は事務手続きの選択にすぎないからです。

中古品を仕入れるなら、古物商許可の要否を先に判定する

eBay輸出の入り口として選ばれやすいのは、国内で中古品を仕入れて売る形です。この形を取るなら、古物商許可が要ります。

判定はひとつだけで、日本国内で古物を買い受けているかどうかです。売り先が海外であることは、判定に影響しません。フリマアプリや中古店から仕入れるなら該当します。

標準処理期間は概ね40日で、その間は中古品の仕入れができません。始めると決めた時点で動かしておかないと、そのぶん開始が遅れます。要否の判定から申請、取得後の義務までは、専用の記事にまとめました。

出品者として、どこまでの情報を出すかを決める

副業として始めるときに、意外と後戻りしにくいのがここです。

eBayでは、出品ページとプロフィールから、出品者についていくつかの情報が見えます。ユーザー名、所在地(国と地域)、評価の履歴。バイヤーは海外から買うので、この見え方が購入の判断に効きます

決めておきたいのは2つです。

ユーザー名をどうするか。あとから変更できますが、変更には回数の制限があり、変えると導線が切れる場所も出ます。本名をそのまま使うか、屋号にそろえるか、まったく別のものにするか。最初に決めておくほうが手戻りがありません。

プロフィールに何を書くか。ここは自由に書ける欄ですが、書けないものもあります。eBayには連絡先情報や外部サイトへのリンクについてのポリシーがあり、プロフィールもその対象です。何が許され、何が禁止されているかは、専用の記事にまとめました。

そして、古物商許可を取る場合はもう1つ条件が加わります。ホームページを利用して取引をする古物商は、氏名または名称・許可をした公安委員会の名称・許可証の番号をウェブサイトに掲載する義務があります。eBayのストアで売っているならこれに当たり、従業員が自分ひとりでも免除されません。

つまり、古物商許可を取って国内で中古品を仕入れる形を選ぶなら、氏名を出さない運用は取れないということです。この点は、どこから仕入れるかを決める段階で織り込んでおく必要があります。

確保できる時間と、動かせる資金の前提を決める

ここは数字を作る話ではありません。自分の前提を紙に書き出しておくという話です。

決めておきたいのは3つあります。

週に何時間使えるのか。平日の夜だけなのか、週末にまとめて取るのか。eBay輸出の作業は、リサーチ・出品・梱包・発送・問い合わせ対応に分かれます。このうち発送だけは、自分の都合で後ろにずらせません。バイヤーに提示した出荷までの日数が動かないからです。

いくらまでなら在庫として寝かせられるのか。売れるまで資金が戻らない形なので、生活費と混ぜない上限を先に決めておく必要があります。クレジットカードで支払いを後ろにずらす方法が紹介されることがありますが、売れなかったときに支払いだけが残る形なので、上限を決めずに使うものではありません。

どこまで自分でやるのか。撮影を外注する、梱包資材を定型化する、といった判断は、時間の制約から逆算して決まります。

副業だからこそ効いてくる、時間の制約が1つある

上の3つのうち、発送の締切だけは性質が違います

eBayでは出品のときに、支払いが完了してから発送するまでの日数を設定します。このHandling Timeは、バイヤーに表示される到着予定日の計算に使われます。そして守れなかった場合は、発送遅延として記録に残ります。

せどりのリサーチや出品は、深夜でも早朝でも自分の都合で進められます。ところが発送は、郵便局や配送業者の窓口が開いている時間に合わせるしかありません。本業の勤務時間と、いちばん衝突しやすいのがここです。

始める前に決めておくとよいのは、次の2つだと思います。

  • 週のうち、どの曜日に発送の枠を取るか
  • その枠から逆算して、Handling Timeを何日に設定するか

短く設定するほど到着予定日は早くなり、バイヤーから見た訴求力は上がります。けれど、守れない短さはセラーレベルを下げる方向に効きます。副業として始めるなら、確実に守れる日数から入って、余裕が出てから縮めるほうが安全です。

お金の流れを、最初に分けておく

もうひとつ、始める前にやっておくと後がずっと楽になることがあります。生活のお金と、副業のお金を分けておくことです。

  • 仕入れに使う支払い手段(カード・口座)を、生活費のものと分ける
  • eBayの売上を受け取るPayoneerからの入金先も、その口座にそろえる
  • 送料・梱包資材・ツールの支払いも、同じ手段に寄せる

分ける理由は2つあります。ひとつは、確定申告のときに事業分だけを取り出せること。もうひとつは、在庫として寝ている金額が一目で分かることです。生活費と混ざっていると、上限を決めても、超えたことに気づけません。

口座を新しく開くところまでやらなくても、既にある口座のうち1つを副業専用に振り替えるだけで足ります。始めてから分けようとすると、混ざった期間の記録を遡ることになります。

始める前には買わなくてよいものがある

資金の上限を決めると、次に「何に使うか」を考えたくなります。ここで先に言っておきたいのは、始める前の段階で買わなくてよいものが、意外と多いということです。

  • 有料のリサーチツール。eBayにはTerapeakという公式のリサーチ機能があり、まずはこれで足ります
  • 在庫の一括仕入れ。何が売れるか分からない段階でまとめて買うと、不良在庫がそのまま資金の上限を埋めます
  • 有料の講座やコンサルティング。判断材料が要る段階ではありますが、始める前に決める必要はありません

どれも「あとから買える」ものです。逆に、古物商許可の申請や勤務先への届出のように、先にやっておかないと開始そのものが遅れるものは、この記事の前半で扱ったとおりです。順番を間違えると、動けない期間に費用だけが出ていきます。

講座やコンサルティングをどう見極めるかは、別の記事にまとめています。

これらの前提を置いたうえで、実際にいくらの利益を目指すと何品の出品が必要になるのか、という試算は別の記事にあります。この記事で数字を作らないのは、前提と試算を混ぜると自分の数字で考えられなくなるからです。

段階が進んだあとに何で詰まるのかは、こちらにまとめています。

続けるかどうかを判断する期限を、先に決めておく

最後に、始める前にしか決められないものがあります。いつ判断するかです。

始めたあとに決めようとすると、判断が伸びます。時間もお金も投じたあとなので、やめる決定のコストが上がるからです。だから、まだ何も投じていない段階で、期限だけ先に置いておきます。

置き方は、金額ではなく期間と観点で決めるのがよいと考えています。たとえば「3か月後に一度立ち止まる」「そのとき、続ける・形を変える・やめるの3つから選ぶ」という形です。金額を基準にすると、あと少しで届きそうという理由で先延ばしになりがちです。

判断のときに見るものも、先に決めておきます。

  • 実際に確保できた作業時間は、始める前の想定と合っていたか
  • 生活のどこが削られたか。削られたままで続けられるか
  • 在庫として寝ている金額は、決めた上限の中に収まっているか

「やめる」は失敗ではなく選択肢のひとつです。この3つ目の選択肢を最初に用意しておかないと、判断のときに実質2択になります。

判断の期限は、始める前にしか決められない — いつ立ち止まるかを決める(金額ではなく期間で置く。金額を基準にすると、あと少しで届きそうという理由で伸びる)、そのとき見るものを決める(確保できた作業時間、生活で削られたもの、在庫として寝ている金額)、選択肢を 3 つ用意する(続ける・形を変える・やめる。3 つ目を最初に置かないと、判断のときに実質 2 択になる)

長期に手を離すときは、出品を残したまま休む設定があります。やめる判断をする前に、いったん止めるという中間の手も取れるということです。

3か月ごとの振り返りをどう回すかは、専用の記事にまとめています。

決めたことを、続けられる形で記録に残す

ここまで決めたことは、どれも一度きりの判断です。けれど、決めたあとに残るのは日々の記録のほうです。

いつ何をいくらで仕入れたか。どの出品がいつ売れたか。手数料と送料でいくら引かれたか。副業の限られた時間の中では、この記録がいちばん後回しになります。そして、確定申告の時期と、続けるかどうかを判断する時期に、まとめてつけが回ってきます。

Trade Forceは、商品・在庫・出品・注文・発送・売上をひとつの画面で扱うOMS(受注管理システム)です。eBayで売れると注文が自動で取り込まれ、入荷と出荷のタスクが自動で作られます。記録のために別のシートへ転記する作業が、そもそも発生しません

売上の画面では、期間を指定して販売数・注文数・売上金額・手数料・返金額・入金額を確認できます。3か月後に立ち止まって判断するとき、見たい数字がその場にある状態になります。

料金は売上に連動する手数料ではなく、定額制を予定しています。副業の段階で売上に比例して費用が増えない形は、始めたばかりの時期には効いてくると思います。

まとめ

出品ボタンを押す前に決めておくことを、6つ並べました。

最初に見るのは勤務先の就業規則です。禁止か、許可制か、届出制か。ここで止まる可能性があるので、いちばん上に置いています。公務員は規程ではなく、承認・許可の要否から確認します。

急ぐのは青色申告承認申請書のほうです。開業届の期限は開業した年分の確定申告期限までに緩和されましたが、青色申告承認申請は開業から2月以内のまま動いていません。開業届に合わせて構えると、こちらだけ先に切れます。

住民税は、よく紹介されている説明と現在の制度が食い違っています。給与に係る分はそもそも選べません。給与以外の所得は選べますが、令和6年度から選ばなかった場合の既定値が特別徴収に変わりました。

中古品を国内で仕入れるなら、古物商許可を先に動かします。40日待つので、あとから気づくと開始が遅れます。

時間と資金は、数字ではなく上限を決めます。とくに発送だけは自分の都合で後ろにずらせません。週のどこに発送の枠を取るかから、出荷までの日数が決まります。

判断の期限は、始める前にしか決められません。続ける・形を変える・やめるの3つ目を最初に置いておかないと、あとで実質2択になります。

よくある質問

Q1.

eBay副業は開業届を出さないと始められませんか

A1.

出さなくても出品はできます。ただし、青色申告承認申請には期限があり、開業届と一緒に出すのがいちばん手間が少ない形です。続けるつもりがあるなら早めに出すほうが、選択肢が減りません。

Q2.

住民税を普通徴収にすれば勤務先に知られませんか

A2.

給与以外の所得に係る住民税について普通徴収を選ぶことはできますが、令和6年度以降は選択しなかった場合の既定値が特別徴収に変わっています。また、副業が給与所得の場合は普通徴収を選べません。いずれにしても、この記事は勤務先の規程を確認することを先に置いています。

Q3.

会社員でも古物商許可は取れますか

A3.

古物営業法第4条の欠格事由に該当しなければ、会社員かどうかは要件になっていません。ただし営業所の登録が必要で、賃貸物件の場合は使用の承諾を求められることがあります。

Q4.

始めるのに資格や許可はほかにも必要ですか

A4.

扱う商材によっては、輸出そのものに制限がかかることがあります。食品・化粧品・電池を含むものなどは、eBayのポリシーとは別に確認が要ります。

Q5.

アカウントの作り方から知りたいのですが、手順はどこにありますか

A5.

アカウント作成・Payoneer連携・本人確認の手順は、始め方の記事にまとめています。

参照リンク

この記事で参照した一次情報は次のとおりです。

この記事を書いた人

Trade Force 運営チーム

Trade Force 運営チーム

越境EC向け販売管理ツール「Trade Force」の運営チーム。自らも eBay で日本のトレーディングカードを販売しており、現場の実体験に基づく情報を発信しています。

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