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eBay輸出の12ヶ月目|1年分を並べて分かる、自分の季節

更新 公開約15分経営・運営

この記事の3行要約

  • eBay輸出の12ヶ月目に、12か月分の自分のデータが初めて揃う。他人の年間カレンダーは要らなくなる
  • 並べて読むのは4つ。売れた月、売れなかった月、仕入れた月、手が止まった月
  • 年をまたぐ処理は1年目に初めて来る。中身より先に、何が来るかを知っておく
目次

はじめに

1 年続くと、記事の読み方が変わります。

これまでは「みんなはどうしているのか」を探していたはずです。1 ヶ月目の平均、半年目の実績、年間の販促カレンダー。判断の材料が自分の中に無かったので、外から借りていました。

12 ヶ月目に変わるのは、ここです。12 か月ぶんの自分のデータが手元にあります。売れた月も、売れなかった月も、手が止まった月も、全部記録として残っています。

この記事では、その 1 年分をどう並べて、何を読むかに絞ります。確定申告も消費税還付も、この記事には出てきません。どちらも別の記事にまとめてあります。

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この記事について

一般的な整理であり、特定の期間で特定の結果に届くことを保証するものではありません。税や制度に触れる箇所は概要のみで、個別の判断は税務署や専門家にご確認ください。

eBay輸出の12ヶ月目に、初めて自分の1年が並ぶ

やることは単純です。月ごとの数字を 12 行並べます。

月売れた件数売上出した件数仕入れた額触れた日数
1 月目
…
12 月目

列は 5 つで足ります。金額より件数のほうが読みやすいので、両方入れておきます。

そして、いちばん右の「触れた日数」を忘れないでください。その月に何日 eBay を触ったか。これが無いと、売れなかった月が市場のせいだったのか、自分が動いていなかったのかを区別できません。

1年目の終わりに読むのは合計ではなく、月ごとのばらつきです。ばらつきの形が、自分の商材の季節そのものです。

12 行並べると、たいてい驚きます。均等ではないからです。売れた月と売れなかった月の差が 3 倍近くあることも珍しくありません。合計だけを見ていると、この形は見えません。

自分の季節は、他人の年間カレンダーからは出てこない

よく見かける「eBay の年間カレンダー」は、1 年続けた人にとっては、自分の 12 か月より精度の低い材料です。

この時期は還付金で消費が増える、この月は絶対に値下げしてはいけない、この期間は裏のゴールデンタイムがある。どれも具体的で、読むと動きたくなります。それでも、自分の並びがあるなら、そちらを先に見ます。

理由は 2 つあります。

扱う商材が違えば、季節が違う。ある商材で 3 月が強いことは、別の商材でも 3 月が強いことを意味しません。年間カレンダーはたいてい特定の商材の経験から出ています。

自分の稼働の形が混ざっている。他人のカレンダーには、その人が動けた月と動けなかった月の影響が入っています。自分の 12 か月には、自分の生活の形が入っています。次の 1 年を計画するとき、必要なのは後者です。

他人のカレンダーが役に立つ場面もある

暦で決まっているもの、たとえば年末商戦の日程や、日本側の長期休暇で発送が止まる期間は、誰にとっても同じです。ここは他人の情報がそのまま使えます。逆に「売れる月」「値下げしてよい月」は、商材と自分の稼働で変わります。

暦で決まっている年末商戦の準備は、別の記事にまとめてあります。

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1年分の12か月から読めるのは4つ

12 行を眺めて読むのは、4 つです。

売れた月。何が起きていたかを思い出します。仕入れが当たったのか、季節が合ったのか、たまたま高いものが 1 件売れただけなのか。1 件の大口で膨らんだ月は、季節とは別の話です。

売れなかった月。ここで「触れた日数」が効きます。日数も少ないなら、需要ではなく稼働の問題です。日数は普通なのに売れていないなら、そこが本当の谷です。

仕入れた月。売れた月の 1〜3 か月前に、仕入れの山があるはずです。この間隔が、自分の仕込みのリードタイムになります。次の年は、この間隔だけ前倒しして動けます。

手が止まった月。触れた日数が極端に少ない月です。年に 1〜2 回は起きるものです。仕事が忙しかった、体調を崩した、単に飽きた。理由より、起きるという事実のほうが大事です。2 年目の計画には、止まる月を最初から入れておきます。

1年分の12か月から読む4つ — 売れた月(1件の大口で膨らんだ月は、季節とは別の話として分ける)、売れなかった月(触れた日数も少ないなら、需要ではなく稼働の問題)、仕入れた月(売れた月との間隔が、自分の仕込みのリードタイム)、手が止まった月(年に1〜2回は起きるもの。2年目の計画に最初から入れる)

この 4 つが読めると、次の 1 年の形が決まります。伸ばす月、仕込む月、止まる月。他人のカレンダーではなく、自分の並びから出てきた区切りです。

12か月を並べると、こう読める

実際に並べた形を見ておきます。副業として 1 年続けた想定です。

月売れた件数出した件数仕入れた額触れた日数
1〜3 月目1 / 3 / 45 / 8 / 90 / 1.2 万 / 2.0 万12 / 15 / 14
4〜6 月目6 / 5 / 210 / 9 / 33.1 万 / 2.4 万 / 0.4 万16 / 14 / 5
7〜9 月目3 / 7 / 96 / 12 / 131.8 万 / 4.2 万 / 4.8 万11 / 17 / 18
10〜12 月目8 / 14 / 1112 / 9 / 63.9 万 / 1.1 万 / 0.6 万16 / 19 / 15

読めることは、はっきりしています。

6 か月目に手が止まっています。触れた日数が 5 日で、出した件数も 3 品。売れた件数が落ちたのは市場のせいではなく、動いていないからです。この月を「売れない月」として来年の計画に書き込むと、間違えます。

11 月目がいちばん売れています。ただし、出した件数はむしろ減っています。つまりこの月に出したものが売れたのではなく、それ以前に出したものが売れています。仕入れの山は 8〜9 月目にあるので、仕込みから売れるまで 2〜3 か月というのが自分のリードタイムです。

12 月目は売上が落ちていますが、仕入れも落ちています。年末に手を広げなかった結果で、これは判断としてありです。ただ、来年も同じにするなら意図的にそうします。

1〜3 月目は、参考になりません。まだ出品数が少なく、母数が足りていない時期です。1 年目の並びを読むときは、最初の 3 か月を別枠にして眺めるほうが正確になります。

この 4 つの読みは、合計を見ても出てきません。年商いくら、年間利益いくら、という数字からは、来年やることが 1 つも決まらないからです。

1年目には、長さの違う「1年」が2つある

ここまでの 12 行は、始めてから何か月目かで並べています。暦の月ではありません。始めた月が 1 月でないかぎり、この 2 つはずれます。

6 月に始めた人の「12 ヶ月目」は、翌年の 5 月です。表の「11 月目」は暦の 4 月にあたります。

このずれを放っておくと、季節の読みが半年ずれます。前の節で「11 月目がいちばん売れている」と読みましたが、それが暦の 12 月なのか 4 月なのかで、来年の仕込みを置く時期がまったく変わります。売れているのが年末商戦なのか、新年度の入れ替えなのかも、暦に戻さないと分かりません。

やることは列を 1 つ足すだけです。12 行の表に、暦の月も併記します。「7 月目(1 月)」のように書いておけば、読むときに毎回数え直さずに済みます。

一方で、年をまたぐ処理のほうは暦の年で決まります。自分の 12 か月がどこで終わろうと、制度側の区切りは動きません。始めた月が年の後半なら、12 ヶ月目を迎える前に 1 回目の年またぎが来ます。6 月に始めた人にとって、最初の年またぎは 7 ヶ月目です。

つまり 1 年目には、長さの違う「1 年」が 2 つ並んでいます。季節を読むための自分の 12 か月と、制度が区切る暦の 1 年です。読む目的が違うので、同じ表で兼ねようとしないでください。片方に合わせると、もう片方が読めなくなります。

eBay輸出の12ヶ月目に初めて来る、年をまたぐ処理

データの話とは別に、1 年目には制度側の初めてが来ます。ここは中身より先に、何が来るかを知っておくほうが大事です。

来るものどこで扱うか
確定申告が必要かどうかの判定所得の額で決まります。基準と判定の仕方は別の記事
売上をいつ、いくらで計上するか為替の扱いが絡みます。同上
経費の集計何が経費になるかは範囲が決まっています。同上
為替差損益年をまたいで外貨を持っていると出てきます。同上
消費税還付を取るかどうか取ると決めた場合の手続きは別の記事
法人にするかどうか判断の軸は金額と制度の側にあります。別の記事

この記事では、どれも中身を書きません。制度の説明はそれぞれの記事が持っていて、そちらのほうが正確です。

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代わりに、この記事で書いておく価値があるのは順番です。判定が先、手続きが後になります。自分に申告の義務があるかどうかが決まらないと、何を集めればいいかも決まりません。

そして、判定に必要なのは 1 年分の数字です。つまり、この記事の前半でやった月ごとの並べ替えが、そのまま材料になります。別々の作業に見えて、入り口は同じです。

中古品を扱っているなら、古物商許可についても 1 年目のうちに確認しておく価値があります。

年が変わる前にしか取れないもの

もう 1 つ、順番の話があります。年が変わってからでは取りにくくなるものが、いくつかあります。

手元にある在庫の数と金額。年末時点で何がいくつ残っていて、いくらで仕入れたか。年が明けてから思い出すと、売れたものと残っているものが混ざります。12 月中に数えるだけの作業ですが、あとからは復元できません。

画面から消える記録。公式ヘルプによると、販売した商品を Seller Hub やマイ eBay で確認できるのは過去 2 年までです。終了した出品の写真の保存は 90 日、eBay の検索で見られる終了済みの出品も直近 90 日です。必要になりそうなものは、期限が来る前に手元へ落としておくほうが安全です。

その年のうちに届いた領収書。梱包資材や道具の購入記録は、年をまたぐと探しにくくなります。

3 つとも、制度の知識が要らない作業です。何が必要かの判断は別の記事に任せるとして、材料を残しておくこと自体は今できます。判定の結果、申告が要らなかったとしても、材料が残っていて困ることはありません。

eBay輸出の12ヶ月目に分かる、記録の穴

12 か月を並べようとすると、埋まらないセルが出ます。ここが 1 年目の最後に分かることです。

よくある穴は 3 つです。

仕入れた額が月ごとに出せない。買った記録はあるが、月でまとめていない。あるいは、いつ買ったかが残っていない。これがあると、仕込みのリードタイムが読めません。

触れた日数が分からない。記録していないので、思い出すしかありません。思い出せるのは、忙しかった月と暇だった月の両端だけです。

1 件ごとの手残りが揃っていない。売上は分かるが、送料と手数料を引いた額が月ごとに出ない。合計では出せても、月ごとの推移が読めません。

1年目の終わりに見つかる記録の穴 — 仕入れた額が月ごとに出せない(仕込みのリードタイムが読めなくなる)、触れた日数が分からない(売れなかった月が、需要か稼働かを区別できない)、1件ごとの手残りが揃っていない(合計は出せても、月ごとの推移が読めない)

穴が見つかったとき、1 年分を遡って埋めないでください。時間がかかるわりに、精度も上がりません。やるのは、2 年目に同じ穴が空かない形を作ることだけです。

なお、申告のために必要な記録の残し方は、別の記事に月次の形でまとめてあります。この記事で言っている穴は、申告のためではなく、2 年目の判断のための穴です。目的が違うので、揃える項目も少なくて済みます。

1年目から2年目へ、持ち越すものと捨てるもの

1 年分を並べ終えたら、次は仕分けです。持ち越すものと、捨てるものを分けます。

持ち越すものは 4 つです。

  • 繰り返し売れた商材の条件。ブランド、カテゴリ、価格帯、状態。1 年やって複数回売れたものだけが対象です
  • 戻れる仕入れ先。もう一度行ける場所。1 回きりだった場所は、記録としては残しても仕入れ計画には入れません
  • 効いた直し方。タイトルをこう変えたら動いた、写真をこう足したら動いた。3 ヶ月目に記録していたはずのものです
  • 仕込みのリードタイム。売れた月と仕入れた月の間隔

捨てるものも 4 つあります。

  • 1 年で 1 度も動かなかった在庫。判断は 3 ヶ月目の記事の枠組みで済みます
  • 使っていない設定と道具。1 年間で一度も使わなかったものは、2 年目も使いません
  • 「そのうちやる」のリスト。1 年持ち越したものは、優先度が低いという結論が出ています
  • 他人の数字。平均利益率、平均出品数、年間カレンダー。自分の 12 か月に置き換わりました
フロー図: 12 か月を並べる / 4 つを読む / 2 年目へ持ち越すか / リードタイム / 他人の数字 / 2 年目の計画に入れる / 持ち越さない

仕分けの基準は 1 つです。1 年のあいだに実際に使ったかどうか。使わなかったものは、来年も使いません。

1年やって伸びなかったとき、どこを見るか

1 年やったのに思ったほど伸びなかったときも、見るのは 12 か月の並びです。触れた日数の合計、売れた月の集中度、出した件数と売れた件数の比の 3 か所を見ます。

触れた日数の合計。1 年で何日触れたか。月に数日しか触れていないなら、それは伸びなかったのではなく、まだ試行の回数が足りていない状態です。半年ぶんの稼働で 1 年たった、と読むほうが実態に近くなります。

売れた月の集中度。売上の大半が 1〜2 か月に固まっているなら、再現できていないということです。当たりは出ているので、その月に何をしていたかを掘ります。

出した件数と売れた件数の比。件数を出しているのに売れていないなら、出品の中身の問題です。件数自体が少ないなら、上限の問題です。どちらかで、次にやることが変わります。

見たところ読めること次にやること
触れた日数が少ない試行の回数が足りていない続けられる形を先に作る
売れた月が偏っている当たりは出たが再現できていないその月に何をしていたかを掘る
件数の割に売れていない出品の中身の問題動かない在庫から手を入れる
件数自体が少ない1 人分の上限に当たっている上限を測ってから 3 方向を選ぶ

4 行とも、やめる理由にはなっていません。伸びなかったという結果は、原因を特定すればそれぞれ別の打ち手につながります。まとめて「向いていなかった」で処理すると、どれも手つかずで終わります。

eBay輸出の12ヶ月目の終わりに、決めない3つ

1 年という区切りは、大きく決めたくなる時期です。ただ、この時点で決めなくてよいものがあります。

扱う商材を全部入れ替えること。1 年で繰り返し売れたものがあるなら、それは持ち越す資産です。伸びなかったことを商材のせいにして入れ替えると、1 年ぶんの積み上げをゼロに戻します。

ストア契約や広告に一気に投資すること。プロモーテッドリスティングやセールイベント、クーポンは使える機能ですが、効いたかどうかを測れる形にしてから入れるほうが順番として正しくなります。

2 年目の目標を金額で置くこと。金額の目標そのものは悪くありませんが、12 か月のばらつきを見たあとなら、置き方が変わります。均等な月次目標は、自分の季節と噛み合いません。

金額帯ごとに何が詰まるかは、別の記事群にまとめてあります。

そして、休むと決めたなら、そのための設定があります。休暇設定(Time Away)を使うと、出品を残したまま販売を一時停止できます。公式ヘルプによると、一時停止できるのは最大 30 日間(販売を続けたままなら最大 15 日間)で、固定価格の出品は検索結果から外れ、休みが明けると自動で戻ります。

ただし、休業中も出品関連の手数料やストアの月額は引き続きかかります。休業前に売れた注文の発送も免除されません。1 年目の終わりに手が止まるなら、放置ではなく設定で止めたうえで、30 日を超えそうなら出品を残すかどうかから決めてください。

1年分から、2年目の計画を作る

最後に、並べた 12 か月を計画に変換します。ここまでの読みがあれば、作業として 15 分で終わります。

止まる月を先に置きます。1 年目に手が止まった月は、2 年目も止まりやすい月です。仕事の繁忙期や家族の予定が背景にあることが多く、意志では変わりません。計画のほうを合わせます。

仕込みの月を、リードタイムぶん前倒しします。売れた月からリードタイムを引いた月が、仕入れの月です。1 年目は結果としてそうなっていただけですが、2 年目は意図してそこへ置けます。

伸ばす月を 1 つだけ選びます。全部の月を伸ばそうとすると、どれも中途半端になります。1 年目に既に売れた月を厚くするほうが、当たりの再現になるので確度が高くなります。

残りの月は、整える月にします。出品の見直し、記録の形の整備、仕入れ先の開拓。売上を追わない月をあらかじめ作っておくと、そこで手が止まっても計画が崩れません。

12か月から2年目の計画を作る — 止まる月を先に置く(1年目に止まった月は2年目も止まる。計画のほうを合わせる)、仕込みの月を前倒しする(売れた月からリードタイムを引いた月が、仕入れの月)、伸ばす月を1つだけ選ぶ(既に売れた月を厚くするほうが、当たりの再現になる)、残りは整える月にする(売上を追わない月を作っておくと、止まっても崩れない)

この 4 つを 12 か月に割り当てると、月ごとに役割が違う 1 年ができます。均等な月次目標より、こちらのほうが自分の並びと噛み合います。

そして、2 年目の終わりにまた同じ形で並べます。同じ形で比べられることが、1 年目にこの作業をやっておく最大の理由です。

eBay輸出の1年目を過ぎたら、前の月ではなく前の年の同じ月と比べる

2 年目に入ったら、月の数字は前の月ではなく、前の年の同じ月と比べます。自分の季節が分かった以上、前の月との差には、季節の波がそのまま混ざるからです。

上の表で、10 月目から 11 月目に売れた件数は 8 → 14 と増えています。2 年目の同じ時期が 9 → 10 だったとします。前の月と比べれば増えていますが、前の年の同じ月と比べると 4 件減っています。伸びたのか落ちたのかが、比べる相手で逆になります。

比べるときに気をつけることが 3 つあります。

比べる相手は、暦の月です。季節は暦で動くので、「◯ヶ月目」どうしではなく、暦の同じ月どうしを並べます。13 ヶ月目は、1 ヶ月目と同じ暦の月にあたります。

触れた日数が違う月は、件数を日数で割ってから比べます。前の年に 5 日しか触れていない月と、今年 15 日触れた月を件数のまま比べると、季節ではなく稼働の差を読むことになります。

1 年目の最初の 3 か月は、比べる相手にしません。母数が足りていない時期なので、12 か月を読んだときと同じく別枠です。2 年目の最初の 3 か月は、前の年と比べずに見送ります。

もう 1 つ、前の年の数字は自分で残しておかないと比べられません。Seller Hub で販売した商品を確認できるのは過去 2 年までなので、2 年目の終わりには、1 年目の最初の月がその範囲から外れ始めます。12 か月の表は、画面ではなく手元に残してください。

Trade Force で、1年分をまとめて締める

12 か月を並べる作業は、記録がそろっていれば 30 分で終わり、そろっていなければ何日もかかります。差が出るのは、売上・手数料・返金・入金が同じ場所にあるかどうかです。

Trade Force は、商品・在庫・出品・注文・発送・売上をひとつの画面で管理する定額制のサービスです。売上は期間を指定して、販売数・注文数・売上金額・手数料・返金額・入金額を確認できます。月ごとに期間を切れば、この記事の 12 行がそのまま出せます。

注文は eBay で売れた時点で自動で取り込まれ、入荷と出荷のタスクが自動で作られるので、利益計算の材料が最初から 1 か所に集まります。2 年目に同じ穴を空けないための形として、1 年目の終わりは切り替えどきです。

まとめ

eBay 輸出の 12 ヶ月目は、外から情報を借りる必要がなくなる時点です。

12 か月を並べます。売れた件数、売上、出した件数、仕入れた額、触れた日数。5 列で足ります。

他人の年間カレンダーは、ここで役目を終えます。暦で決まっているもの以外は、商材と自分の稼働で変わるからです。

読むのは 4 つ。売れた月、売れなかった月、仕入れた月、手が止まった月。仕入れた月と売れた月の間隔が、自分の仕込みのリードタイムになります。

年をまたぐ処理が初めて来ます。判定が先、手続きが後。判定に必要なのは 1 年分の数字なので、入り口は月ごとの並べ替えと同じです。

記録の穴は、ここで初めて見えます。1 年分を遡って埋めず、2 年目に同じ穴が空かない形だけ作ります。

持ち越すのは、1 年のあいだに実際に使ったもの。繰り返し売れた条件、戻れる仕入れ先、効いた直し方、リードタイム。使わなかった設定と、他人の数字は捨てます。

伸びなかった場合も、12 か月の並びから原因は特定できます。触れた日数、売れた月の偏り、件数と売れ方の比。どれも、次の打ち手につながります。

よくある質問

Q1.eBay輸出を1年続けると、どのくらいの利益になりますか
A1.

一律の目安はありません。1 年目の結果は稼働の量と商材で大きく変わり、月ごとのばらつきも大きくなります。

この記事の立場では、合計より月ごとの並びを見るほうが、次の 1 年の材料になります。

Q2.確定申告は必要ですか
A2.

所得の額で決まります。判定の仕方と基準は、別の記事に国税庁の情報をもとにまとめています。

Q3.消費税還付は1年目から取れますか
A3.

取ると決めた場合の手続きと、届出のタイミングは別の記事にまとめています。この記事では扱っていません。

Q4.1年目の記録が足りません。遡って作るべきですか
A4.

2 年目の判断のためなら、遡る必要はありません。時間がかかるわりに精度も上がらないので、2 年目に同じ穴が空かない形を作るほうが得です。

申告のために必要な記録は別の話なので、そちらは期限から逆算してください。

Q5.1年目の12か月を並べるのに、どのくらい時間がかかりますか
A5.

記録がそろっていれば 30 分ほどです。売れた件数と売上は月ごとに出せることが多いので、手間がかかるのは仕入れた額と触れた日数のほうになります。

そろっていない列は、無理に埋めずに空欄のまま並べてください。空欄がどこにあるか自体が、2 年目に直す場所を示します。

Q6.始めた月が1月ではないので、暦の年とずれています
A6.

読むものを 2 つに分けてください。季節を読むための 12 か月は、始めてから何か月目かで並べます。制度側の年またぎは、暦の年で来ます。

季節を読むときだけ、表に暦の月を併記してください。売れた月が暦の 12 月なのか 4 月なのかで、来年の仕込みを置く時期が変わります。なお、始めた月が年の後半なら、12 ヶ月目を迎える前に最初の年またぎが来ます。

Q7.eBayの販売履歴は、何年前まで見られますか
A7.

公式ヘルプによると、販売した商品は Seller Hub の注文タブかマイ eBay で、過去 2 年まで確認できます。eBay の検索で見られる終了済みの出品は、直近 90 日です。

1 年目の数字を 2 年目以降も比べるなら、12 か月の表を手元に残しておいてください。2 年目の終わりには、1 年目の最初の月が確認できる範囲から外れ始めます。

Q8.年間カレンダーの通りに動いたほうがよいですか
A8.

暦で決まっているもの、たとえば年末商戦の日程や長期休暇で発送が止まる期間は、そのまま使えます。

売れる月や値下げしてよい月は、商材と自分の稼働で変わるので、自分の 12 か月から読むほうが精度が上がります。

Q9.1年やって伸びなかったら、やめたほうがよいですか
A9.

12 か月の並びを見てから決めてください。触れた日数が少ないだけなら、まだ試行の回数が足りていない状態です。

原因ごとに次の打ち手が違うので、まとめて判断すると全部が手つかずで終わります。

参照リンク

  • 国税庁「給与所得者で確定申告が必要な人」(給与以外の所得に、確定申告が必要かどうかの判定の基準があること)
  • eBay 公式「販売した商品の確認」(販売した商品を Seller Hub の注文タブかマイ eBay で過去 2 年まで確認できること)
  • eBay 公式「製品調査」(eBay の終了済み出品の検索結果が過去 90 日以内のものに限られること)
  • eBay 公式「出品への画像追加」(終了済みの出品の写真を最大 90 日間保存すること)
  • eBay 公式「臨時休業」(販売を一時停止できるのは最大 30 日間、販売を続けるなら最大 15 日間であること、一時停止中は固定価格出品が検索結果から外れ終了後に自動で戻ること、休業中も手数料がかかり休業前に売れた注文の発送が必要なこと)

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この記事を書いた人

Trade Force 運営チーム

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越境 EC セラーのための、AI ネイティブな次世代 OS「Trade Force」の運営チーム。自らも eBay で販売しており、現場の実体験に基づく情報を発信しています。

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