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eBay輸出の1ヶ月目|30日で判断できること、できないこと

更新 公開約14分初心者・始め方

この記事の3行要約

  • eBay輸出の1ヶ月目は、売れたかどうかで自分の位置を測れない。30日で出せる件数がそもそも少ない
  • 出品しただけでまだ売れていないものも出品枠を使う。枠の数値はアカウントごとに違うので自分の画面で見る
  • 固定価格出品の既定はGTCで、毎月自動更新されるたびに基本出品料がかかる。毎月250件までは無料
目次

はじめに

eBay 輸出を始めて 1 ヶ月。出品はしたけれど、まだ 1 件も売れていない。

このとき、たいていの人が最初にやるのは検索です。「eBay 輸出 1ヶ月目」で調べると、初月から十数万円という話と、3 ヶ月まったく売れなかったという話が、どちらも同じくらい出てきます。

そして、どちらを見ても自分の位置は分かりません。1 ヶ月目の結果は、比べても意味が取れないほど散らばっているからです。

この記事では、30 日という区切りで何が判断できて、何がまだ判断できないのかに絞ります。始め方の手順そのものと、1 件目を売るための打ち手は、それぞれ別の記事にあります。

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この記事について

一般的な整理であり、特定の期間で特定の結果に届くことを保証するものではありません。売れるまでにかかる時間も必要な出品数も、扱う商材と使える時間で変わります。

eBay輸出の1ヶ月目に、売れないことは異常ではない

まず、焦りの正体をはっきりさせておきます。

1 ヶ月目に売れなかったとき、多くの人は「自分のやり方が間違っている」と考えます。ただ、やり方が正しくても売れない期間は普通に存在します。理由は単純で、この時期は試行の回数がまだ足りていないからです。

たとえば 5 品を出品して 1 ヶ月が過ぎたとします。1 件も売れませんでした。ここから読み取れることは、実はほとんどありません。5 品が売れなかったという事実は、商材が悪いのか、価格が高いのか、そもそも見られていないのかを区別しません。

同じ 5 品でも、たまたま季節が合っていれば売れます。合っていなければ売れません。この差は実力の差ではなく、単に件数が少ないことによる揺れです。

1ヶ月目に見るべきなのは、売れたかどうかではなく、判断できる材料が揃ったかどうかです。

だから、この記事は「1 ヶ月目に売るための方法」を書きません。書くのは、30 日という区切りで自分が何を確かめられる位置にいるのかです。

eBay輸出の1ヶ月目は、どこから数えているか

1 ヶ月目の 30 日は、最初の 1 品を出した日から数えるのがよいと考えています。アカウントを作った日から数えると、出品がまだ無かった期間まで結果に混ざるからです。

起点になり得る日は 3 つあります。アカウントを作った日、最初の 1 品を出した日、発送の手段と送料の調べ方まで決まって出せる体制になった日。どれも「始めた日」と呼べます。

ところが、この 3 つのあいだは離れます。登録してから最初の 1 品を出すまでに 2 週間、3 週間かかるのは珍しくありません。登録日から数えると、出品が世に出ていた期間は実質 1 週間しかない、ということが起こります。それで「1 ヶ月やって売れなかった」と言うと、自分の数字を実際より悪く読むことになります。

この記事の 30 日も、この日を起点にしています。閲覧もウォッチも問い合わせも、出品が出ていない期間には積み上がらないからです。測っているのは自分の努力の期間ではなく、商品が人の目に触れていた期間のほうです。

起点を決めておくと、そのあとの区切りも同じ線の上に並びます。2 ヶ月目に見積もりと実額を突き合わせるときも、3 ヶ月目に動かない在庫を数えるときも、母集団は「出した日から何日たった出品か」で決まります。途中で起点を変えると、この母集団がずれます。

やることは 1 行です。最初の 1 品を出した日付を、どこかに書いておく。これだけで、以降の区切りが全部つながります。

30日で判断できないのは、母数が小さいから

判断に要る件数は、商材と単価で変わるので一律には決まりません。30 日で判断できないのは、その件数にまだ届いていないからです。

「◯ 品出せば売れる」という数字を出す記事をよく見かけますが、その数字は誰かの商材と誰かの単価で出たものです。1 品 2,000 円の雑貨と、1 品 3 万円のカメラでは、必要な件数がまったく違います。他人の閾値を自分に当てはめても、判断は正確になりません。

代わりに使えるのは、件数ではなくどこで止まっているかという見方です。

売れないという結果は、実は 3 つのまったく違う状態を含んでいます。

止まっている場所見え方疑うもの
検索に載っていない閲覧がほとんど出ないタイトル・カテゴリ・商品詳細情報
見られてはいる閲覧はあるがウォッチャーが付かない写真・説明・状態の書き方
迷われているウォッチは付くが売れない価格・送料・返品条件

この 3 つは、直すべき場所が違います。閲覧が出ていないのに写真を撮り直しても、状況は動きません。

数字は Seller Hub のトラフィックレポートで見られます。1 ヶ月目にやる価値があるのは、この 3 段のどこで止まっているかを見ておくことです。出品数が少なくても、止まっている場所は読み取れます。

なお、上の切り分けはこの記事が説明のために置いた枠組みで、eBay が公式に定義している指標ではありません。それぞれの直し方は、別の記事にまとめてあります。

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eBay輸出の1ヶ月目にできることは、出品枠で決まっている

「もっと出せばいい」と思ったとして、実は出せる量には上限があります。

eBay には出品枠(セリングリミット)があり、1 か月に出品できる品数と金額の両方に上限が設けられています。始めたばかりのアカウントでは、この枠が小さいところから始まります。

ここで見落とされやすいのが、枠の数え方です。

出品しただけで、まだ売れていないものも枠を使います。公式ヘルプによると、枠に数えるのは出品中のものと販売済みのものの両方です。つまり、売れないまま置いてある出品が積み上がると、それだけで次に出せる数が減っていきます。

そして、枠の数値はアカウントごとに違います。「新規は ◯ 品まで」という数字を見かけることがありますが、自分に当てはまるとは限りません。Seller Hub の Overview にある Monthly limits で、自分の枠と使用量を確認してください。

eBay は毎月アカウントを見直し、販売数と評価をもとに枠を自動で調整しています。引き上げの申請という手段もありますが、その進め方は別の記事の担当です。

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1 ヶ月目に関して言えるのは 1 つだけです。30 日で出せる件数には天井があり、その件数では判断の材料が足りない。これが「1 ヶ月目に結論を出せない」ことの実体です。

1ヶ月目に出せる件数の決まり方 — 品数と金額の両方に上限(どちらか一方ではなく、両方に月ごとの枠がある)、出品中も販売済みも枠を使う(売れていない出品も、売れた出品も数に入る)、数値はアカウントごとに違う(他人の数字ではなく Seller Hub の Monthly limits で見る)、毎月見直される(販売数と評価をもとに自動で調整される)

出品枠(セリングリミット)の上限に当たったときの扱い

上限を超えて作った出品は、eBay が終了させることがあります。公式ヘルプはそのうえで、月の枠が更新されるか、出せる量が増えれば、もう一度出品できると書いています。アカウントに傷が付く話ではありません。

1 ヶ月目に気づきにくいのは、GTC の出品も枠に数えられることです。枠を使い切っていると、GTC の出品は月の更新のときに自動では更新されません。新しく出したつもりがなくても、前の月から続いている出品が枠を使っています。

もう 1 つ、アカウント全体の枠とは別に、初めて出品するカテゴリでは販売数が制限されることがあります。このとき、空いている別のカテゴリに商品を出すのは、検索の改ざんに関するポリシーの違反になると公式ヘルプに明記されています。

1 ヶ月目に枠へ当たったなら、それは失敗ではなく、いまの自分が 1 か月に出せる量の天井が測れたということです。2 ヶ月目の計画は、その数を前提に立てれば足ります。

30日のあいだに取り返しがつかなくなる操作

判断はできない時期ですが、取り返しがつかなくなることは起こり得ます。ここだけは 1 ヶ月目に知っておく価値があります。

実績のないアカウントは、eBay 側から見ると「まだ何も分かっていない相手」です。そのため、通常なら問題にならない動きが、初期には強く反応されることがあります。

急に量や単価を変えない。出品数を一気に増やす、いきなり高額な商品を出す、といった動きは、実績のないアカウントでは目立ちます。増やすなら段階的にしてください。

アカウントを増やさない。予備を作っておこうと考えて、初期のうちに複数のアカウントを作る人がいます。複数アカウントの運用そのものは認められていますが、実績のない段階で並行させる理由はありません。

同じ商品を二重に出さない。重複出品はポリシーで制限されています。うっかり起きるのは、別のカテゴリに同じ商品を登録したときや、おまけを 1 つ足しただけで別ページとして出したときです。

権利者の申告が多い領域に、いきなり入らない。VeRO は、権利者が自社の権利を守るために eBay へ登録する仕組みです。登録している権利者の商品を不適切に出品すると、申告によって出品が削除されます。実績が付くまでは、この領域を避けるほうが安全です。

通知を放置しない。英語だから後回しにする、という状態がいちばん危険です。バイヤーからの申し立てや eBay からの警告は、放置した時間そのものが評価に響きます。

発送先の除外は、最初に決めておく

発送できる地域は、出品する前に決めておくほうが安全です。あとから「この国にも送れますか」と聞かれてから決めると、送料も関税の扱いも確認しないまま受けてしまいます。受け取りを拒否された荷物は往復の送料がセラー側の負担になります。

停止されたあとの対処と復旧の手順は、別の記事にまとめてあります。

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eBay輸出の1ヶ月目にかかるお金は、売れなくても発生する

1 ヶ月目に多い誤解が、手数料の発生するタイミングです。

日本のフリマアプリは、売れたときにはじめて手数料が引かれます。eBay は違います。出品した時点で基本出品料が発生する仕組みで、売れなくてもかかります。

ただし、ここには無料枠があります。公式ページによると、毎月 250 件までは無料で、それを超えると 1 出品ごとに 0.35 ドルです。1 ヶ月目の出品数であれば、この枠に収まることがほとんどです。

そのうえで、知っておく価値があるのが更新の扱いです。

固定価格出品の出品期間は Good 'Til Cancelled(GTC)が既定で、商品が売れるか出品を終了するまで毎月自動更新されます。そして更新のたびに基本出品料がかかります。

「GTC にしておけば手数料がかからない」という説明を見かけることがありますが、これは正確ではありません。GTC は手数料を止める設定ではなく、毎月更新され続ける設定です。無料枠の中に収まっているあいだは気づきませんが、出品数が増えると、新しく出した数ではなく更新も含めた数で枠が減っていきます。

フロー図: 固定価格で出品する / 売れるまで継続 / 毎月 自動更新 / 無料枠の中か / 基本出品料は無料 / 1 出品ごとの料金

手数料の内訳そのもの、つまり落札手数料や国際出品手数料がいくらかかるかは、別の記事に料率まで載せてあります。

1 ヶ月目に金額として効いてくるのは、実は手数料ではありません。送料の見積もり違いです。2 kg を超えた、思ったより大きかった、追跡を付けたら倍になった。この 3 つは 1 件で数千円の差になります。だから最初は、小さくて軽いものから出すという定番の勧めに合理性があります。

30日目に見る数字は4つ

30 日たった時点で、実際に何を見ればよいのか。4 つだけで足ります。

出した件数。目標に対してどうかではなく、生活の中で続けられた件数かどうかを見ます。5 品しか出せなかったのなら、来月も 5 品前後が現実的な数字です。

閲覧とウォッチ。前述の 3 段のどこで止まっているかを読み取ります。1 品ずつではなく、全体の傾向として見ます。

問い合わせの有無。質問が来ているなら、少なくとも検索には載っています。来ていないなら、まず露出のほうを疑います。

かかった時間。1 品を出すのに何分かかったか。これが 2 ヶ月目以降の計画の土台になります。売上より先に、この数字が要ります。

30日目に見る数字は4つ — 出した件数(目標との差ではなく、生活の中で続けられた数を見る)、閲覧とウォッチ(検索・興味・購入のどこで止まっているかを読む)、問い合わせの有無(質問が来ているなら、少なくとも検索には載っている)、1品にかかった時間(翌月に出せる件数の土台になる。売上より先に要る)

逆に、この時点で見なくてよいものもあります。利益率、月商、時給換算。分母が小さすぎて、どれも意味のある数字にならないからです。5 品の結果から利益率を出しても、次の 5 品には使えません。

1品を30日通すと、どう見えるか

数字の話だけだと分かりにくいので、1 品を 30 日通してみます。

家にあった中古のゲーム機周辺機器を、1 日目に出品したとします。想定売価は 40 ドル、送料は 2 kg 未満で 2,000 円台と見積もりました。

7 日目。閲覧が 12 件、ウォッチが 0 件。検索には載っているが、開いた人が興味を持っていない状態です。ここで疑うのは価格ではなく、写真と説明のほうです。

14 日目。写真を 3 枚足して、状態の説明に傷の位置を書き加えました。閲覧が 30 件を超え、ウォッチが 2 件付きました。見え方の問題だったことが分かります。

21 日目。ウォッチは 3 件になりましたが、売れません。ここで初めて価格を疑います。同じ型番の販売履歴を見ると、実際に売れているのは 32 ドル前後でした。想定が 8 ドル高かったことになります。

30 日目。値下げして 2 日後に売れました。手残りを計算すると、送料が見積もりより 400 円高く、想定していた利益の半分ほどになりました。

この 1 件から分かったのは、売れたという事実ではありません。自分の値付けが相場より高く出やすいことと、送料の見積もりが甘いことの 2 つです。次の出品では、この 2 つを先に直せます。

1 品でも、最後まで通せば材料は取れます。5 品を出して放置するより、1 品を 30 日追いかけたほうが、翌月に使えるものが残ります。

eBay輸出の1ヶ月目に売れてしまっても、見方は変わらない

ここまで売れない前提で書いてきましたが、逆のほうも触れておきます。1 ヶ月目に売れることもあります。

このとき起きるのが、逆方向の勘違いです。売れた 1 件を「自分のやり方が正しかった証拠」として受け取り、同じことを繰り返そうとします。

ところが、1 件では再現できるかどうかが分かりません。売れない 5 品から結論が出ないのと、まったく同じ理由です。たまたま探している人がいた、たまたま競合が切れていた、たまたま相場が動いていた。どれも起こります。

だから、売れた場合でも 30 日目にやることは変わりません。何が起きたのかを記録して、2 件目で確かめる。順番は同じです。

1 件目のあとに何を残し、どう広げるかは、金額帯のロードマップの記事が担当しています。

売れた場合に 1 つだけ増える作業があります。発送を最後まで完了させることです。追跡番号を登録し、期限内に発送する。ここが遅れると、まだ実績のないアカウントでは指標に直接響きます。1 ヶ月目にアカウントを傷つける経路として、実はこれがいちばん現実的です。

30日目にやらなくてよい準備

最後に、1 ヶ月目にやらなくてよいことを挙げておきます。どれも「いずれ必要になるが、今ではない」ものです。

ストアの契約。出品数が無料枠に収まっているあいだは、月額を払う理由がありません。契約の判断は、無料枠を毎月超えるようになってからです。

出品や在庫の道具をそろえること。手作業が苦しくなってから入れるほうが、何が苦しいのかが分かっている分だけ選定を間違えません。件数が少ないうちは、道具の設定にかけた時間のほうが大きくなります。

まとまった仕入れ。何が売れるか分からない段階で在庫を増やすと、判断材料が増える前に資金が減ります。1 ヶ月目は、手元にあるものと、少額で試せるものだけで足ります。

複数カテゴリへの展開。扱う範囲を広げると、売れなかったときに何が原因か分からなくなります。範囲を狭く保つほうが、少ない件数から材料が取れます。

やらなくてよいこといつ考えるか
ストアの契約出品の無料枠を毎月超えるようになったとき
出品・在庫の道具手作業の件数が生活時間を圧迫し始めたとき
まとまった仕入れ繰り返し売れる商材の見当が付いたとき
複数カテゴリへの展開1 つの範囲で売れ方が読めるようになったとき
1ヶ月目にやらなくてよい準備 — 今はやらない: ストアの契約、出品・在庫の道具をそろえる、まとまった仕入れ、複数カテゴリへの展開、今やること: 止まっている場所を見る、売れなかった出品の想定を残す、送料の見積もりと実額を突き合わせる、判断する時期を先に決める

道具を入れる時期の判断そのものは、別の記事にまとめてあります。

eBay輸出の1ヶ月目に残しておくと、2ヶ月目が変わるもの

売れた取引から何を記録するかは、別の記事にまとめてあります。1 ヶ月目に効くのは、その逆側です。売れなかった出品について残しておくものがあります。

3 つだけです。

出したときの想定と、その根拠。いくらで売れると思ったのか、なぜそう思ったのか。相場を見て決めたのか、なんとなくだったのか。これが残っていないと、売れなかったときに何が外れたのかを検証できません。

送料の見積もりと、実際に調べた額。出品時に見積もった送料と、あとで実際に確認した額。ずれていたなら、次の値付けの前提が変わります。

どの言葉で探して見つけたか。仕入れではなく、自分がその商品をどう探したかです。出品したものが不用品なら該当しませんが、探して仕入れたのなら、その検索条件は次に再利用できます。

残すもの書かないと起きること
想定売価とその根拠売れなかった理由を、勘でしか振り返れない
送料の見積もりと実額次の値付けでも同じ差が出る
見つけた検索条件当たりそうな探し方が自分の中にしか残らない

3 つとも、売れなかった出品からしか取れません。売れてから記録を始めると、この時期のデータは丸ごと失われます。

30日を過ぎた時点では、まだ続けるかを決めない

1 ヶ月目にいちばんやってはいけないのは、この時点で続けるかどうかを決めることです。

判断の材料が足りないことは、ここまでで確認しました。それなのに、月末という区切りが来ると人は判断したくなります。そして、材料がないまま判断すると、たいてい気分で決めることになります。

だから、判断する時期のほうを先に決めておくという手を使います。

  • 30 日目 : 数字を見るだけ。続ける・やめるの判断はしない
  • 60 日目 : 収支が見えてくる。ここで初めて、1 件あたりの手残りを確かめる
  • 90 日目 : 在庫が「売れるもの」と「売れないもの」に分かれる。判断の材料が揃う
  • 180 日目 : 1 人でこなせる作業量の上限が測れるようになる(6ヶ月目の記事)
  • 365 日目 : 12 か月ぶんの並びから、自分の季節が読める(12ヶ月目の記事)

区切りを先に置いておくと、途中の月末に揺れなくなります。数えるのは、前に書いたとおり最初の 1 品を出した日からです。1 ヶ月目は、判断の材料を集める期間として使い切るほうが得です。

振り返りを仕組みとして持つ方法は、別の記事にまとめてあります。

Trade Force で、1ヶ月目の記録を残す

1 ヶ月目の記録は、続けるほど価値が出ます。ただ、始めたばかりの時期はどこに何を書くかが決まっておらず、そもそも残らないことのほうが多くなります。

Trade Force は、商品・在庫・出品・注文・発送・売上をひとつの画面で管理する定額制のサービスです。出品した商品と、その後どうなったかが同じ場所に並ぶので、あとから 1 ヶ月目を振り返れる形が自然に残ります。

売上は期間を指定して、販売数・注文数・売上金額・手数料・返金額・入金額を確認できます。1 ヶ月目の分母が小さいうちは大きな数字になりませんが、2 ヶ月目・3 ヶ月目と並べたときに変化が読めるのが、この時期に記録を残しておく理由です。

まとめ

eBay 輸出の 1 ヶ月目は、結果を測る期間ではありません。測るための材料を集める期間です。

売れないことは異常ではありません。1 ヶ月目の結果は散らばりが大きく、他人の数字と比べても自分の位置は分かりません。

判断できないのは、母数が小さいからです。件数の閾値を他人から借りる代わりに、閲覧・ウォッチ・購入のどこで止まっているかを見ます。

出せる件数には天井があります。出品枠は品数と金額の両方にかかり、売れていない出品も枠を使います。数値はアカウントごとに違うので、自分の画面で確認してください。

取り返しがつかなくなることだけは、この時期にも起こります。急に量や単価を変えない、アカウントを増やさない、二重に出さない、通知を放置しない。

お金は売れなくても動きます。基本出品料は毎月 250 件まで無料で、固定価格出品は GTC で毎月更新され、そのたびに料金が発生します。

売れてしまった場合も、見方は変わりません。1 件では再現できるかどうかが分からないので、記録して 2 件目で確かめます。

そして、30 日目に見るのは 4 つだけです。出した件数、閲覧とウォッチ、問い合わせの有無、1 品にかかった時間。続けるかどうかは、この時点では決めません。

よくある質問

Q1.eBay輸出の1ヶ月目で、何品くらい出すのが普通ですか
A1.

一律の目安はありません。出せる数は出品枠で決まり、枠はアカウントごとに違います。

続けやすさのほうが効きます。1 ヶ月で無理なく出せた件数が、2 ヶ月目以降の計画の土台になります。

Q2.1ヶ月目は、いつから数えますか
A2.

この記事では、最初の 1 品を出した日から数えます。閲覧もウォッチも、出品が出ていない期間には積み上がらないためです。

アカウントを作った日から数えると、登録から初出品までの空白がそのまま含まれます。出品が世に出ていた期間が実際より短くなるので、自分の数字を悪く読むことになります。

Q3.30日で1件も売れませんでした。やめたほうがよいですか
A3.

この記事の立場では、30 日目は判断の時期ではありません。判断の材料が揃うのは、在庫が売れるものと売れないものに分かれてからです。

Q4.出品するだけで手数料はかかりますか
A4.

かかります。ただし基本出品料は毎月 250 件までは無料で、1 ヶ月目の出品数では通常この枠に収まります。

超えた分は 1 出品ごとに 0.35 ドルです。固定価格出品は毎月自動更新され、更新も同じように扱われます。

Q5.出品枠を早く広げるにはどうすればよいですか
A5.

eBay は毎月アカウントを見直し、販売数と評価をもとに自動で調整しています。申請という手段もありますが、条件と進め方は別の記事にまとめています。

Q6.1ヶ月目から仕入れをしたほうがよいですか
A6.

この記事では判断していません。何を売るかを決める話は、別の記事の担当です。

ただ、1 ヶ月目に限って言えば、送料の見積もり違いが金額として最も効きます。大きく重いものから始めると、1 件の失敗が大きくなります。

Q7.1ヶ月目に売れないときは、値下げしたほうがよいですか
A7.

値下げは、止まっている場所が「迷われている」段のときに効く手です。閲覧がほとんど出ていないなら、価格を下げても見られる数は増えません。

先に、閲覧とウォッチのどこで止まっているかを見てください。ウォッチは付くのに売れない状態が続いてから、同じ型番の販売履歴と並べて価格を疑うのが順番です。

Q8.評価が0だと売れないのではないですか
A8.

評価の数だけで売れ行きが決まるわけではありません。ただし、評価を増やすことを目的にした取引は、eBay のフィードバックに関するポリシーで制限されています。

参照リンク

  • eBay 公式「出品限度」(毎月の見直しと自動の調整、出品中と販売済みの出品が月の枠に数えられること、Seller Hub の概要タブの月間限度での確認、上限を超えた出品が終了されることがあること、継続出品が上限に達すると自動更新されないこと、初めてのカテゴリでの販売数の制限)
  • eBay 公式「出品料」(基本出品料の毎月 250 件までの無料枠と超過時の単価、再出品にも課金されること)
  • eBay 公式「商品の再出品」(固定価格出品の出品期間の既定が GTC であること、GTC が毎月自動更新されること)
  • eBay 公式「フィードバックの改ざんに関するポリシー」(フィードバックスコアを上げる目的で取引を行うことが禁止されていること)

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この記事を書いた人

Trade Force 運営チーム

Trade Force 運営チーム

越境 EC セラーのための、AI ネイティブな次世代 OS「Trade Force」の運営チーム。自らも eBay で販売しており、現場の実体験に基づく情報を発信しています。

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